※ぬるいえろ
※やってるだけ
※臨也視点
…ん?
あれ?ここって…
「んっ、やめ、ぁ」
俺何してたんだっけ?
っていうか、現在進行形で何してるんだっけ?
「ぁ、いざ、やっ」
あ、なんか今溶けそうなくらい気持ちいいんだけど。
っていうか、今名前呼んだのって、もしかして、
「ひ、ぁ、ぁああっ!!」
なんか白いの飛んだ。
え、やっぱり、シズちゃんなのコレ?
ということは、えーっと。
「ぁ、もう、やめて、ひっ、くれ、よぉ」
今俺の下で泣きわめいてるのがシズちゃんで、そんな彼に突っ込んで腰動かしてるのが俺で、ここは俺のベッドの上で。
ダメだ。気持ちよくて、よくわかんない。止まんない。
「んっ、ぅ、」
「あれ、何でこうなったんだっけ?」
今までとんと出て来なかった声が急にこぼれ落ちて、それはシズちゃんへの質問という形を持ってその場に鎮座した。でも、答えを得るために肩に担いだ彼の足を下ろしたりしなかったし、執拗に突き上げる腰の動きも止めはしなかった。
「ぁ、そこ、や、め、ぅあ」
俺の質問なんてまるで聞こえていなかったみたいで、シズちゃんは情けない喘ぎ声を上げるばっかりだった。びくびく震えては、きれいに腹筋の整った腹部を汚していく。吐き出される精液は申し分程度で、どうやら彼の精巣はとうにくたびれてしまっているようだった。それでもかまわず、俺は腰を動かし続けた。
「えっと、確か、ケンカして、シズ、ちゃんを家に上げて、ん、お風呂に入ってホットチョコレート飲んで、それから」
記憶がないのは、約二時間前から。ホットチョコレートを飲んでそれから、六時を回った辺りから今までの記憶がとても曖昧だ。
もしかして、二時間ぶっ続けでセックスしてたの?
にちゅ、と嫌な音を立てながらシズちゃんのお腹を押すと、突っ込んだ俺自身と彼の隙間から精液があふれてきた。それも、かなりの量が。
「うわ、」
思わずシズちゃんの中から自身を引き抜く。あ、と名残惜しそうな声を上げて、それきり彼は荒く息をするだけだった。シーツに散らばるどちらのともわからない白液を呆然と眺めながら、俺はくだらない数字ばかりを気にしていた。
何回ヤった?
何回イった?
何回彼は、"やめろ"と叫んだ?
何回、何回。
ぶつぶつ呟きながらふと傍らを見ると、シズちゃんはいつの間にかその荒い呼吸を穏やかな眠りへとすり替えていて。白いシーツに横たわる白い彼の裸体は、白やら赤やらでひどく汚れていて、俺はまた呆然と彼を見下ろしてしまうのだった。
水も滴る、
(伝う涙は、変わらず美しかった)
100319
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や っ て し ま っ た
すみません…いやほんと…。
静雄が別人ですね…。
もう逃げるしかない。