「
みんなのうたうたい」
おもちゃのチャチャチャ
Sサラリーマン×Mヒモ
玩具 18禁
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つー、つー、と通話が切れた電子音を聞きながら、顎に手を当てて考える。
「今日はね〜、お祭りするからぁ、早く帰ってきてねっ!」
語尾にハートマークがついた同居人からの電話。
俺は電話がつながった時の「はい」しか言っていない。
昼休返上で仕事をしている俺に、早く帰って来いと?
……そりゃ楽しみだ。
自然と口角が上がった。
23時。
終電より、3本も早く帰ってこられた。
20時頃に煩く振動していた携帯も、今は大人しくなっている。
さて、祭り会場はここかな。
くだらない深夜番組がリビングを照らしている。
断続的な青白い光に照らされたソファの上、体を丸めた同居人がいた。
荒い息、ひくひくと体が震えている。
「……待ち切れなかったの?」
ソファの背に腰をかけて見下ろすと、細い肩がびくりと弾んだ。
そっとこちらを見上げた目には涙が浮かんでいる。
「…………っかえ、りぃ……」
とろんと細められた顔は快楽に染まっていて、俺の劣情を誘う。
ソファの上、ローテーブルの上、ところ狭しと広げられた色とりどりの玩具は、ラグの上にも転がっている。
テレビの派手な笑い声に混じって、微かな振動音が聞こえた。
「ああ、上手にできてるね」
素肌に羽織っていた俺のワイシャツを捲ると、戒められたペニスが見えた。
先走りでしとどになったペニスの先は、びくびくと揺れていてとてもいやらしい。
その奥から細いコードが垂れていた。
赤いコードが繋がるリモコンを拾い上げて、指先で摘みを動かす。
「っア、ア゙ア゙アアあア! ッヤ、あ、ああっ! あ……ン、アあ」
白い体が大きくしなって、甘い悲鳴が俺の耳を犯した。
ギュッとソファを握りしめた手が震えている。
「っイ……き……!! ア、っぁン、き、たっ! ア! あ゙あっ!」
腰をくねらせて喜ぶ同居人の手首に拘束具を付けると、期待に満ちた瞳が俺を見上げる。
「お祭りだ、盛大にイこうぜ」
きょうは おもちゃの おまつりだ
みんな たのしく うたいましょう
あれもこれも、使ってやらないと。
夜が明けるまで、まだまだ祭りはこれからだよ。