「
可愛い尻尾が見えてるよ?」
恥
チャラ犬×総長猿
バック挿入 18禁
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うわ、ないわ。
お山の大将を気取って。
頭は固いし、ウザイし、独りじゃなんもできねえんだろ?
ないない。
なーんて、第一印象は最悪だったんだけどね。
どうしてこう、愛しくなっちゃったんだろう。
厳つい顔も、喧嘩で負った古傷も、筋張った体も、なんでか可愛く思えちゃう。
ふっしぎー。
「……ン……な、に?」
「んーん、好きだよ」
「っバ!! 馬鹿か!」
「そうそう、馬鹿。実しか見えない馬鹿なの、オレ」
凶悪な表情は照れ隠し。
ばら色に染まった頬にきゅんきゅんしちゃう。
もう、我慢できないよー。
「実、してイイ?」
「…………」
ふいっと横を向いてしまった実が、ひとつ瞬きをした。
それを合図に、愛しい人のアナルを解していた指を抜き取る。
その刺激で微かに漏れた吐息に、オレの興奮はMAX。
本能のままに、むしゃぶりつく。
なんだこいつは。
ふらふらとチームの縄張りうろついては、面倒を起こす。
何を言っても通じない。
連日のように仲間から報告のあがる頭の痛い存在だった。
それが、こんな関係になるなんて。
俺が一番驚いている。
俺たちの関係はかなり変わったが、変わらないことはある。
「空、だから! この体勢は嫌だと……!!」
「え? なあに?」
「んっあ……あ、ぁあ゙ああああああ!」
話が通じない。
言葉が通じない。
「ひあっ! や、あ! あ! あああ!」
「んふ。さいこー」
何度も何度も、嫌だと言っているのに。
この阿呆はセックスの時にバックから挿入する。
この体勢が俺ら猿にとって特別なものだと知っているのに、だ。
俺の総長としての誇りが、心臓を締め付ける。
こんな、こんな……。
恥だ。
恥以外のなんでもない。
逃れようとしても、愛撫で溶かされた俺の体は力が入らない。
長身の空にがっしりと腰を持ち上げられてしまえば、どうにもならなった。
悔しさにぼろぼろと涙が零れる。
愛があればなんてとんでもない。
分かってるのか?
この野郎。
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実の愛が見えない。
あれ?
おかしいなあ。
そのうち、リバしそうですね。
実の逆襲。
空にとってもマウントは気分がいいので、癖になってるんでしょうね。