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可愛い尻尾が見えてるよ?



男前牛×ツンデレ鶏
デレからのツン 18禁
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恋人の体に埋め込んだ俺の分身が悲鳴を上げている。
ぎゅうぎゅうと締め付けられて千切れそうだ。

「シワ、おまえっ、ちょっと、緩めろっ!」

「ンあっ! あア! は……ああン、イイっ!」

完全にトんでる恋人は夢中で腰を振るばかりで、俺の言葉なんて届いていないようだ。


シワの体は小さいが、その身は美しい筋肉で包まれている。
試合後の彼の体脂肪率は1ケタ台。
骨と血と筋肉だけの肉体はプリっとしていて旨そうだ。
基本的にベジタリアンな俺ですら、噛みついてみたくなるほど。

「! アアあああああ! あン……はふん……。キモち……」

隆起した二の腕にガブリと歯を立ててやると、トロンとした瞳が細められた。
興奮で痛みすら快感に変わるのか。

いや、こいつの場合はそもそも痛みに強いのかもしれない。

「……アグ、ふふ。……好き……、ちょう好き……」

「ふ……む……」

べちゃべちゃと身勝手なキスをしかけてくる。
酒臭い呼気は遠慮したいが、そんなものお構いなしだ。

「ああっ! も、幸せ。アグ、アグ。すき。ああ、ン。きもち。すきぃ」

抽挿を再開させたシワに、息子がまた悲鳴を上げる。
俺の精を搾り取る様にシワの体が上下する。

「おくっ! 突いてるゥっ! ああ、あ、あ、キモチ……!! アグぅ!!」

涎をダラダラ垂らしながら、涙で滲んだ瞳が俺を見つめている。
恋人の乱れた姿にそそられない訳もなく。
俺の息子がドクリと脈打つ。

「ひゃ、あン! おっき……。あぐ、すきい……、もっと! もっとしてえ。……すきい!」

「ああ、沢山、しような」

久しぶりのセックスに、俺だって興奮しているんだ。

俺の上で飛び跳ねていた体の脇を抱えてベッドに押し倒す。
ぎゅうぎゅうと腰に巻き付いて離れようとしない両足を何とかひきはがして、大きく広げた。

シワと俺が繋がっている部分が丸見えだ。
ぽこぽこと筋肉の浮き出たシワの腹に既に白濁が散っているのに気付いて、笑いが漏れた。

「お前、イッてたのかよ」

「ん、ヤ、まだ全然足りね……。アグぅ……キて……」

切なそうに腰を揺らして強請るシワのご希望通り、ぐっと腰を進める。
夜はまだまだこれからだ。
飽きるほど抱こう。




どうせ明日になれば。




「アグ!! てめえ! 何した!!」

「何って、ナニだろ」

「てめ……。酔ってる俺に。……無理やりだな!!? ……殺す!!」

ほら、どうせ覚えてない。

この鳥頭に加えて酒が入れば、記憶なんて残っていた例がないんだから。
毎度試合の後、打ち上げの後にしか現れない俺の可愛い恋人。
次はいつ会える事やら。

チャンプのパンチを避けながら、俺は大きな溜息をついた。


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同じジムのボクサーと言う設定です。
説明しないと分からない……。
力不足ですね……。

ツンデレに加えて、試合前は禁欲するので、いつでも欲求不満な二人です。
試合後の開放感と酔いに任せて、でろんでろんになっちゃうシワ。
可愛くてたまりません。

牛の設定は全く生かせていない辺りが心残りです。
闘牛、闘鶏、のイメージから、牛になりました。
牛なのにあぐー。作者の勘違いです。哀れ。


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