「
試してみよう」
06
しっかりと立ち上がった己のちんこが、手の中でひくつく。
「……っ、は」
やばい。
これ、シコったら、めちゃくちゃ気持ちいい。
思いっきり。
がしがしって。
目が眩むような誘惑に、息が上がる。
荒い息を飲み込めば、ぞくぞくと痺れが背筋を遡って、体が自然と震えた。
シコりてえ。
くそう。
シコりてえよ!
「擦らないの?」
オレの顔を覗き込む知巳のきらきらした目を睨みつける。
頬を染めた知巳の無邪気な様子に泣きそうになる。
そりゃ、擦りてえよ?
おまえらがいるから出来ねえんだろ!?
人が見てる前でオナれるかよ!?
「オレらの事は気にしないでー。そのままじゃ、辛いだろー?」
「っぁン」
首筋にちゅっと冷たいものが触るとともにリップ音がした。
その刺激に、ひくりと体が揺れる。
自分の口から飛び出した甘い声に驚いた。
そんな、たいした事をされた訳じゃないだろ?
なんで……?
手の中でびくりと跳ねたちんこが、今のが間違いなく快感だったと肯定する。
「乳首いじっててあげるから」
「……! ぁあ! っう、やあ……あ、ん!」
「まもるぅ、すごい……かわいい……」
翔也の指が硬く立ち上がった乳首を弾く。
ビクリと体が跳ねた。
腰に集まる快感を散らそうと腰を揺すれば、知巳がうっとりとそんなことを言う。
「やぁ……や、だあ……ア、あぁ、あアっん……」
俺のケツの穴に入ったままだった知巳の指も動き始めて、その不思議な感覚に声が、全身が震える。
意味を成さない声が上がるのを止められない。
「手伝ってあげる」
知巳のひんやりとした柔らかい手が、ちんこに添えられた俺の手に触れた。
ぎゅっと上から握りこまれて、自然とちんこが圧迫される。
「っう」
「ほら、動かしたら……気持ちいよ?」
「っ! ン……、っふ……」
知巳の手に導かれるままに、ちんこを握りこんだまま、手をゆっくりと上下させた。
直接的な刺激を待ちわびていたちんこが、びくびくと喜んでいる。
ああ、じんじんして、すっげー気持ちいい。
「っ! ん! あ! ああ! っン……はっ、あ!」
もっと。
もっと。
だんだんと、手の動きが早くなる。
ああ、気持ちい。
すげ……。
いい。
知巳が手を離した事にすら気づかずに、俺はちんこを擦り続けた。