「
会長性徒会」
05
聴覚と視覚が遮られると、触感が研ぎ澄まされる。
「ああ…………あ……ン、っふああ……」
キスも乳首も気持ちいいけれど、もどかしくて仕方ない。
もっと直接的な快感が欲しい。
……具体的にいえば、今俺は自分のチンコをガンガンに扱きたい。
扱きたいのだが、ソファの背もたれに捕まった俺の手の上には補佐の手が置かれてその場に縫いとめられている。
振りほどけないほどの力ではないが、このふわふわの状態で支えを失うわけには行かなかった。
扱きたいのに扱けない。
無意識に揺れていた腰も、今は自分の意思でへこへこと動かしていた。
「カイチョーのチンコ、先走りでてるよ〜」
「っン! あ、はっ!」
チンコの先をそっと撫でられて、背中が弓なりになる。
僅かな刺激だったが、格段に気持ちよかった。
余韻にふるふると体が震える。
「うふン。また出てきた〜。触って欲しそーだねえ」
「…………ン……んん……」
「そんなに腰振っちゃうなんて、淫乱なんだあ?」
いや、だって、お前も男ならわかるだろ?
擦りたくて堪らねえんだって。
「カイチョー、オレにさ〜、おねだりしてみてよ〜」
「ンっふ? …………にゃ、に?」
「ここ」
「ひっ、あ、ぁぁあああ……」
会計が俺の息子をやんわりと握る。
ただ触れるだけの手の体温がじわりと伝わって、物欲しさに鼓動が高まる。
耐え切れずに腰を揺らして、会計の手に息子を擦りつけようとするが、俺の動きに合わせて器用に手の位置を変えやがるのでうまくいかない。
手の当たる位置が僅かにズレる刺激がヤバイ。
先走りで少し湿った息子と、会計の手が、ぺとっぺとっと付いたり離れたりする度に気が狂いそうだ。
欲しくて欲しくて、呼吸がままならない。
ああ、頼むから……。
「こしゅっ、ふ…………ンあ、こしゅってっえぇ」
涙が目尻から溢れて頬を伝う。
妙に嬉しそうな副会長にそれをでろりと舐められた。
「あははっ! カイチョーやばいね! OK〜。あへあへ言わせてあげるよお〜」
「んアっ! あぁああっ! あ、ひゃあああぁ……!」
きゅっと息子を握られて、もうそれだけで頭が真っ白になる。
堪らねえ……。