「
会長性徒会」
03
どこいった俺の制服……。
ブレザーはソファの下に落ちて……あ、書記の奴が踏んでやがる。
皺になるとクリーニングに出しても中々戻らねえのに。
スラックスは、テーブルの向こうに落ちているのが視界の端に映った。
何でそんなに遠くにいっちまったんだ?
戻って来いよ。
シャツのボタンは全て外れて、肩から思いっきりに肌蹴ている。
袖に腕が通っているおかげでかろうじて落ちてはいないが、時間の問題だろう。
下着は右足のふくらはぎに纏わりついていて邪魔くさい。
タイと靴下だけが元通りの位置に収まっていた。
お前らは優秀だな!
「気持ちいいですか?」
「あ…………ぃああ……っふ……」
現実逃避は許さないとばかりに、副会長が耳元で美声を吹き込んできた。
気持ち良いか?
そりゃ、良くない訳がねえだろ?
俺は今、とんでもない事になっている。
隙間を作って置かれた二つのソファに、右と左の膝を乗せられ、立膝をついている。
背もたれに向かっているからそれを掴んで体を支えるが、足元がふかふかしていて安定しないし、そもそも力が入らない。
バランスを崩したら落ちそうで恐怖心もある。
大した高さじゃねえのは分かっていても、だ。
「「ねえ、会長」」
「ボクと」「ボクと」
「「どっちが気持ち良い?」」
「ア、ア……やあ、ん……噛んじゃ……ヒあっ! ああン……」
補佐の双子に乳首を舐められていた。
なんだコレ。
「ああっ、……イ」
片方をめちゃくちゃに舐められたかと思えば、もう片方は痛いくらいに歯を立てられる。
つんっと勃起した乳首を舌先で転がされると、甘い痺れに耐え切れずゆらゆらと腰がゆれた。
じんじんして堪らない。
「感じてる」「感じてるね」
「「会長可愛い」」
「んっ! あっ……ああン、やああ……」
そう、かなり感じている。
俺、乳首弱かったのか……。
新発見だ。
飲み込みきれない涎と共に、自分でも信じられないような甘い声があふれ出る。