「
会長性徒会」
10
嬲られ続けるアナルと、チンコと、乳首だけの感覚か膨張して、俺自身の意識が希薄になっていく。
濁流のような快感に溺れて狂ったように喘ぐ俺を俯瞰する自分がいた。
無様だ。
この茶番が早く終わればいい、と思う。
どうせ悪い夢だ。
昔から言うように、犬に噛まれたと思えばいい。
「会長、ちゃんと集中して下さいね」
いけ好かない美形の掌に顔を挟み込まれて覗き込まれた。
ガラス球の様な綺麗な目と視線が絡み合う。
涼やかな瞳の奥には色欲が滲んでいて、強い視線が俺の意識を捕縛した。
途端にリアルになる感覚。
「っンひぃっ!!! あ゙、あ゙、ぁああ゙──っ!!! ……ヤあっ! ひヤあっ!」
体だけではなく、脳みその中まで犯されているようだ。
他に選択肢のない俺は副会長に目で縋る。
頬を上気させてにっこり微笑んだ悪魔が、俺の舌を柔らかく食んだ。
「壊れていいんですよ、会長」
「ンっ! んっ!」
「「可愛い」」
「! ヤメっ! あ! ああああああああああ!」
乳首をしゃぶっていた双子が、同時に両方の乳輪を一気に吸い上げて、先端を舌で弾いた。
急な刺激に反射的に背中が大きく反り返る。
「おっと!」
「ン! ァあ゙! っ・・・・・・・・・ぁ、────────っっっ!!!!!」
俺のいきり立ったチンコを戒めていた会計の手が外れた。
一瞬の間を置いて、募りに募った射精感が爆発する。
「っ!」
ぐっと下半身に力が入る。
後ろの気配が息を呑むが、構ってなどいられない。
密着したチンコに前立腺を押し付けられて目がチカチカする。
どくどくと尿道を通り抜けていく精液が気持ち良くて口が閉まらない。
ぷるんぷるんと揺れるチンコの先から、だらりと白濁が湧き出て竿を伝った。
いつもより量は多いが勢いはない。
ぷくぷくといつまでも沸いてくる精液に、口の端から涎がこぼれる。
上を向いていたために首にまで伝った涎を舐め上げた副会長が、再び深いキスを仕掛けて来た。
弛緩したままの俺の口内は蹂躙されるがままだ。
「……ンむ……ふぁ……ん……」
ちろちろと舌先で乳首を転がされて、腰が揺れる。
射精中の愛撫に頭がぐずぐすととろけそうだ。
「ンんっ!!? にゃ、あ! むあ……ン! っふあ!」
後ろの書記が腰をゆっくりと前後しだした。
内壁を擦られる感覚に収まりかけた熱が無理やり呼び戻される。
イヤイヤと首を振るが、何の制止にもならない。
「まーだまだ、これからだよ〜? カイチョー」
「ヒっ!」
べーっと赤い舌を出して俺の精液にまみれたチンコを根元から舐め上げた会計が笑った。