トワマチ

【ETERNA⇒トワマチへの導入】
@ジョットとエルザ(イタリア人)の間に生まれる子は、もちろんイタリア人。原作設定から多くの方が想定なさる、"ジョットが渡日して日本人女性と結婚し子供を残した場合"とで、ツナの混血具合が変わってしまいます。ご容赦ください。
夢小説で現実の歴史・制度の話は御法度だと思っているのですが、ジョットが沢田家康になる経緯を考えました。
ETERNAの時代背景としているのは1870年代後半から1880年代です。イタリアはローマ遷都(1871年)より数年後、日本は明治10年代。日本の当時の国籍法では、外国人男性と結婚する場合に日本人女性は日本国籍を失います。(外国人女性が日本人男性と結婚する場合は、日本国籍取得)。女はお嫁に行くものです。そのことから、ジョットが日本人女性(沢田姓と仮定)と結婚した、だけでは、沢田家にはなりません。お相手の日本人女性が日本国籍を失います。(ジョットが帰化して沢田家康と改名し、その後結婚……ということで道理が通るのです)
Aジョットがなぜ『沢田家康』の名で帰化したのか?
(捏造)帰化で名前を変更する際、元の名前を活かす方はいらっしゃいますね。しかし、ジョットと沢田家康はかすりもしていません。彼が日本の勉強をし、長い歴史を持つことになった江戸幕府"初代"征夷大将軍である徳川家康から取った、のでしょう。
沢田を姓に選んだ理由は、どうこじつけようか迷いました。
(1)日本に来て住んだ家の近くが山(沢がある)の傍で水田風景が広がってた
(2)原作で明かされていないジョットのファミリーネームから取っている
   例:沢田⇔サワダ(本人の書き間違え/他者の聞き間違え)⇔サウダ…
(3)渡日後、沢田姓の人物の商売を手伝い、事業を引き継ぐために養子縁組


【トワマチ】
ETERNAの未来編として位置付けています。
トワマチ主人公と沢田綱吉は、血の繋がりも薄い遠い親戚でありながら、同じ屋根の下できょうだいのように暮らしてきた不思議なめぐりあわせ。家系を辿ると、二人の先祖が分かれたのはジョットとエルザの間にできた子供からです。ETERNA設定ではジョットの子である沢田吉宗もイタリア人、その息子が日伊ハーフ、そのまた息子がクォーター、そのまたまた息子である家光さんが1/8であり、ツナとトワマチ主人公が1/16になります。

門外顧問となり、今後のボンゴレの継承者を選定する立場にあるアラウディは、「渡日するプリーモの子供(子孫)を、ボンゴレボスの候補者にすべきか」考えます。彼はNOという答えを出しますが、やがて代を重ね、ボンゴレの血統重視が確実になるにつれて継承者問題が複雑化します。
ジョットもセコンドもボンゴレの超直感を持っているので、その超直感を宿す特別な血はジョットに始まったことではありません(二人が兄弟ではないと仮定)。しかしボンゴレという組織の中では、「ブラッド・オブ・ボンゴレ」の源を創始者のジョットとみなすことでしょう。セコンドは兄弟でもない限り、ジョットのいとこかおじ。"血"を強く意識する上では、すでにジョットの直系ではないのです。ジョットは日本に渡り、子(沢田吉宗)はイタリアに残らない。ジョットがイタリアにいたころ、吉宗より上に子を設けていない限り、ボンゴレV世はT世の直系ではありません。
そうして血が薄まっていくことを危惧したボンゴレの人間たちが、日本にいるT世の子孫を突き止め、ボス候補として打ち立てようとするのはありえるのではないでしょうか。ジョットはボンゴレボスの座を退いて日本に隠居したのに、その子孫で日本人の家光さんが門外顧問としてボンゴレに関わっているのは、ボンゴレ側から沢田家へ何らかの働きかけ(きっかけ)があったに違いありません。(家光か、その父親や祖父がボンゴレボス候補者として擁立されたことがあるなど)。過去にそういった動きがなければ、ツナに10代目としての継承権は回ってこなかったはずです。
原作1話時点で死体として登場した3人(9代目甥)が有力候補であったため、ツナは元々第4位。XANXUSは氷漬け状態なので継承位なし。

という長い前置きの元、ツナの家系でそういった動きがあったということは、沢田吉宗の子世代で別れたトワマチ主人公の家系でも同じ動きがありました。主人公の母親も、同じくして日本に生まれながらイタリアマフィアに目を付けられ、その道に進みました。そこで"またいとこ(はとこ)"にあたる家光と出会い、お互いの家系を照らし合わせます。両家の沢田姓が途絶えずに今日まで至りました。トワマチ主人公の母はシングルマザーで、日本で娘を産みますが、娘にはマフィアの道を歩ませたくないので、家光と奈々の快諾もあり、日本に残る奈々に娘を預けました。それがトワマチ主人公、6歳の頃です。それまでは日本で祖父母と暮らしていました。

【トワマチ主人公について】
継承位4位だった綱吉が10代目候補になると、それまで継承位5位であった彼女も2位まで繰り上がります。本来、男性社会のマフィア界ですが、[世が女性であったことから、近年のボンゴレは継承者の性別を問わなくなりました。


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