最終章 天上

あとがき

コープス連載、これにて完結です!

続編までお付き合い下さって本当にありがとうございました!

終盤は全体行動が多くなった分、仁王や宍戸など出番が少なかったキャラもいますが、少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです。

今回はコープスキャラである鬼碑忌さん達や白檀組も登場しましたが、如何だったでしょうか?

私自身、原作コープスは初代とBR、BSくらいしかプレイした事がないので、キャラもそれほど詳しく知っている訳ではありませんが、書いていてとても楽しかったです。

ヒロインに関してはもう本当にすみませんでしたああああ!!!と土下座するしかありません。

でも最初からエンディングはこうするつもりでした(爆)

いや、もう刻命さん×妹というおいしい構図ができあがっちゃっている以上、妹ちゃんには大変申し訳ないがこういう結末を迎える他なかった訳です。

その理由は「零章」を読んで頂ければなんとなくわかるかと。

ここまでお付き合い下さって、本当にありがとうございました。

宜しければまた次回作でお会いしましょう。

最後に、章タイトルの普段あまり目にしない熟語の読み方、意味を載せて置きます。

[第五章 憂苦]
ゆうく。心配して気に病むこと。
作中では跡部の心境として。

[第六章 転遷]
てんせん。物事が移り変わること。
作中では赤也救出で死の運命が変化したことを示している。

[第八章 端倪]
たんげい。終わりと始めを推しはかること。推測。
作中では「端倪すべからざる人物(計り知れない、底知れない人物)」として刻命を示している。

[第十二章 観念]
かんねん。もうこれまでだと諦めること。状況を受け入れて覚悟すること。
作中ではヒロイン(跡部妹)の心境として。
※[第六章 転遷]で赤也を助ける為にヒロインは自分の制服と一緒に「学生手帳」を女子便所に捨てている為、「切れ端」を失くしている。「逆打ち」は同じ人形の切れ端でなくては効果が無いので、「切れ端」を失くした時点で生還は不可能になる。

[最終章 天上]
てんじょう。空の上。天に昇ること。死ぬこと。
作中ではサチコ達児童を含め、天神小学校に囚われた犠牲者の魂が解放される事を意味している。

[零章 残留]
ざんりゅう。残り留まること。失われずに残っていること。
残留思念→その場所に残った強い想い、感情など。
※最終章で跡部達が天神小学校に火を放った為、校内に残っていた「犠牲者の切れ端」も焼失した。「切れ端」が失われると自分を含め、天神小から生還した人間の記憶からも存在が抹消される。
※「刻命裕也の切れ端」は「刻命の学生証」と共に校舎の外で死亡したヒロインが所持していた為に雨で焼失を免れた。ちなみに最終章でヒロインが「逆打ち」に使用したのも「刻命の切れ端」。

2017.2.27.

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