Valentine 4 そう言って臨也はまだ落ち着いてないのか肩を上下に揺らしながら静雄に抱きついたまま時がとまったように思えた。 静雄は、抱きついている臨也を見て顔を赤らめながら臨也を離すと、自分のポケットから昨日まで頑張って練習してきたチョコレートを臨也の前に何も言わずに出す。 「?」 臨也はまだ肩を上下させて泣きそうな顔で静雄を見つめる。 静雄は念を押すように、もう一回臨也の前にそれをつきだす。 「これは・・?」 臨也は疑問の残る顔で言った。 静雄は臨也から視線をそらしながら答える。 「臨也…手前はなんか勘違いしてるみたいだな…。」 「どういうこと?」 臨也は目を細めながら静雄に言う。 「……俺もさ…て、手前の事…好きだった…」 それだけ言うと静雄は頬を赤くして今度は静雄から臨也に抱きつく。 「シズちゃん?それ…ほんとなの?…」 「ほんとじゃなかったらなんだってーんだよ。」 静雄は臨也の肩に顔を置いて、そう答えた。 臨也は泣きそうな顔で静雄をギュッと抱きしめて再び言う。 「シズちゃん、大好き。」 ―・・・ 『ハッピーバレンタインデー。』 青空の下、太陽が二人をともしていた。 ** 終わりました☆ どうでしたか? 最後の方は意味不明になっておりますがw(スライディング土下座w というかバレンタインデー終わってますね(笑) これからもリレー小説の方もよろしくお願いします!! |