あなたにHappyBirthdayT(全員)※臨也崩壊

5月4日。


「ねえ、帝人くん、今日何の日かわかる?」


訪ねてきた臨也に対し、帝人は顔をひきつりながら答える。

「えー、子供の日の前の日ですか?いえ、みどりの日ですねぇ・・・。」


「いや、確かにそうだけど、そのほかには?何の日か分からない?」

臨也は眉間にしわをよせて、帝人にもう一度言った。

「あー、えー、分かりませんねぇ。」

帝人は目線をずらしながら答えた。


「ふーん、あっそう。ならいいや。」


臨也はあきらめて帝人のアパートを去った。

「ふー。やっといなくなったよ。で、みんなどうしますか?」

帝人は臨也がアパートから去ったことを確認し、部屋にいる人にたずねる。

部屋には、帝人を含め、杏里、正臣、新羅、セルティ、波江、静雄がいた。


「いやー、ドタチンたちも誘ったんだけどいろいろと忙しいみたいでねぇ。それで、臨也の誕生日についてだけど。」

新羅は部屋にいるみんなに手招きをして、ごにょごにょと作戦を立てた。





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