「もっ文次郎、おま、先生て……あははははは!!」
「いやでも間違えても無理はないな!!」
「爆笑してんじゃねえ留三郎! 小平太てめえは何明るいツラで言ってやがる! あっおい団蔵、肩を震わせて笑いを堪えるな!!」


くるりと振り返ると、アッ本当だ。団蔵だけ俯いて向いてぷるぷるしてる。なんだろこの二人、親子? 兄弟? なのかな。
まあとりあえずこの反応からして、この人は先生ではないんだな。いやでも顔立ちから雰囲気まで、団蔵のお父さんって言われても納得しそうだけどな。


「あー、小平太が迷惑をかけたようだな。確かお前は今朝の食堂で奉公しているハル、だったか」
「はい」
「念押しするが俺は教師ではない。六年生の潮江文次郎だ」
「あのな文次郎はな、年を取ってから忍を目指しだしたから私たちよりもずっと年上なのだ」
「小平太ァァァァァ!!!」


お前は何を言っとんのだ!!
シオエさんは七松の制服を掴むと、まだまだ爆笑している食満を引き連れて帰っていく。
そうか、いわゆる転職ってやつかなシオエさん。成る程、忍術学園も生徒は子どもだけじゃないんだな。大変だな、忍って。


「やっと去ったか、流石六年生。存在感すごいや」
「庄ちゃんはもうなんか冷静すぎるよね」
「まずい! 団蔵が笑うのを堪えすぎて過呼吸になってる!」


それじゃあみんな、教室戻ろう!
乱ちゃんきり丸しんべヱが明るく言い放つと、全員が応えるようにオーッ!と叫んだ。


「あの、ハルさん」
「ああ君は皆本金吾くん」
「今日は七松先輩に邪魔されちゃったけど、次は負けませんよ!」


にぱっと笑う金吾。
これは、あれだ、ショタコンとやらに目覚めてもおかしくないわ。



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主はネタ程度の微オタ
あと普通に潮江をおっさん忍たまだと勘違いしたままです






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