スローモーションに振り返ってみると、ものすごく見覚えのあるふわふわ頭の眼鏡、ポニーテールにスカーフ、フォルムがいやに丸っこい三人の男の子たちが、手をぶんぶん振りながらこちらに駆け寄ってくる。
思わずまたもや大絶叫。


「ら、乱太郎きり丸にしんべヱだとーーー!!?」
「なんだ君、乱太郎たちのこと知ってるのか?」
「いや知ってると言われれば幼い頃からよく見てたから知ってますけど、詳しい事は知らないです!」


自分でもよくこんな舌が回るもんだと、混乱の中まくし立てると乱太郎としんべヱがぽかんとした顔をした。


「? お姉さんだーれ?」


(うっわ今わたし乱太郎に喋りかけられてるよ!! コナン君の声優さんだよね確か!!)


「第三協栄丸さん、この人誰スか? オレたちのこと知ってるみたいだけど、どっかで会いましたっけね?」
「それがなあ〜海辺で海賊に連れさられそうになってた所を助けたんだが、どうも記憶が……。」
「でも、ぼくたちの事知ってるみたいだよ?」
「この格好だとお茶屋さんやお団子屋さんじゃないだろうし……学園で知り合った人かな?」


というより君たちの授業とかをテレビ越しで見てた者ですがね!





|

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -