12.10.19 深呼吸ひとつ、君の二酸化炭素と混ざる ()


生物の課題で、放課後に川まで水を汲みにいってきました。

じつは、出席番号の近いおかげでかみむらくんと同じ班。
うきうき、るんるん。してたのは前日までのお話です。

ななちゃんと彼が親しげに喋っているのが気になっちゃって、でも遠巻きに眺めることしかできなくて。

ああこれは嫉妬してるんだなあと思いました。

ほんとにほんとにどうしようもないね、わたしは。

ななちゃんには彼氏がいるし、かみむらくんがななちゃんと仲良くしたって
別になんでもないことなのに。

もやもやうずうず。
ずっと止まりません。

見ちゃうんです。
気になっちゃうんです。
あなたが。
だって好きだから。

どうしようもなくなって、気持ちのやり場がひとりではなくなって、こわくなって、なきたくなって。

テストが近いのに、勉強なんてぜんぜん身に入らなくて。

アメブロにもこのことを書いたら、かりんがぱーっと話しちゃってよ。って言ってくれて。優しさに涙がでそうになりました。

そのあと、雨の中帰って、夕飯食べて、おふろに入って、布団にもぐりこんだらやっぱりねむれません。

友達は片思いのがたのしかったって言うのですが、なかなか楽なことばかりではないみたいです。
山あり谷ありです。




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