このあとめちゃくちゃ土下座した
ボク、花京院典明は恋をしている。
いつからこの恋をしているのか分からない。気付いたらそばにいるだけで胸が高鳴って、普通にちゃんと話せているのかが心配で最初の方は悟られないようあまり近付かないで少し離れた所でずっと見つめていた
彼の周りにはいつも人がいたし、僕のような今まで友達と呼べるような人がいなかった奴を眼中に入れないだろう。男女共々人気がある彼に尊敬の目も向けていた。
友達とはどういうものかも分からずに恋というものを知って、承太郎に話かけてる時にこれはちゃんと友達として接しているのか不安になった。
悟られてはいけない。
彼は今自分の母親を助けようと誰にも見えないところで必死に不安をかき消し、思い悩んでるかもしれない。母親の命がかかっているのだ誰でもそうなるはず。
そんな彼の世界に余計なものをいれてはならない。
そう思いつつ、それに比例し自分の欲は抑制するたびに膨れ上がる。
もっと彼のそばに寄り、彼の隣で笑い合い、彼の笑顔を一人占めし、僕だけの世界が欲しい。
そんな感情が頭の中を巡り巡って最後に自分はなんて醜いんだろうと嗚咽を漏らすんだ。
心身共に美しく気高い彼に、僕のような醜いやつは似合わない。
空条承太郎。僕は彼を愛してる。
男同士なんて今更さ、親子や兄弟じゃなかっただけマシだ。
あぁ承太郎。毎日顔を見る度なんて美しいんだと見惚れるカッコよさ。本当に美しさが罪なら君はもう捕まってしまうよ、判決は死刑だ。
いや僕が裁判官なら二番目に重い無期懲役にして僕だけの個室を作ってその中に閉じ込めたいよ。手錠プレイか、ふふふ、どっかの漫画の二次創作にそんなのあったな良いな帰ったらネットで手錠でも注文しようか、いや僕だったらハイエロファントがいるから拘束プレイなんてお手の物。
っていやいやいやまてまてなんでそうなった落ち着けまだ朝だぞ花京院典明。くそう承太郎め、朝からこんな妄想させるなんてなんて罪深いんだ。まるで僕が変態みたいじゃないか誠に遺憾だ。あ、でも承太郎に変態と罵られたら少し、少しどころか凄く嬉しいかもしれない。
ヤバいやっぱり僕は変態かもしれない、一人の変態を作り上げたぞ承太郎。責任とって今夜
「…い…おい花京院!」
「へっ!?は、はい!」
「どうしたんだよお前ェ〜この前からずっと上の空じゃねぇかよ、考え事か?」
いきなり現実にもどされ、いつの間にか妄想にふけっていたことをきづかされた。
くそ、黙れポルナレフ、僕のこの聖域たる思いを君のような土足で上がるような奴に絶対教えるもんか
だいたい昨日君と相部屋になって考え事と共にいびきがうるさくて寝付けなかったんだぞ。思わずエメ☆スペ撃ち込もうとしたぐらい限界近かったんだ。打ち込まなかったことを感謝してほしい
「…すまない、対した事じゃないんだがあまり寝付けなかったんだ」
「なんじゃと?大丈夫か花京院」
「ポルナレフのいびきはうるさいからな。分かるぞその気持ち」
「ンだよアヴドゥルまで!」
「次の相部屋はちゃんと考えとくわい、今日は頑張れるか」
はい、と笑顔で返事をする。あぁなんかもうこのメンバー本当に癒される。スタンド使いが襲いかかってこなければ最高の旅だと思うよ
もっと早くに皆さんに会いたかった。もっと人と触れ合っていれば良かった。
そしてチラリと承太郎を見る。相変わらず帽子で影をつくり目は見えなかったけど感じる、承太郎の視線が僕に注がれてる。というか心配の目で見つめてくれている。ありがとう心配してくれてるその事実だけで満たされて寝不足なんか吹っ飛ぶよいやマジで
ということで元気になったからもう大丈夫だよ承太郎。なんて思いながら僕の精一杯の優しい笑顔を送る
にしても僕はだいぶ成長した。前はこんなこと絶対に出来なかった
恋を知って最初は本当に困惑してどうしていいか分からず頭もあまり回らなくて隣に居るのが恐ろしく怖かった。嫌われないよう、変な事言わないよう必死に取り繕って無理矢理笑顔を作って心臓がこれでもかというくらい激しく動いていた
そばにいるのが辛くなって離れて観察するとポルナレフが必要以上にくっ付いていることに気付いて嫉妬の半分、よく考えたら承太郎は恋愛ものには凄く疎いんだってことに気付く。他の彼のことが好きな女の子に僕の思いも擬態のような形で隠してくれるはずだ。
更に拗らせ、しまいには嫌われてもいいからこの旅の中で後悔しないよう僕だけの素敵な思い出を作ろうなどと意味分からないスローガンを作り上げ。少し茶化すように、おふざけ半分にボディータッチをするようになった
それが意外に上手くいって承太郎も承太郎で僕の額にデコピンや軽く肩に小突いたりするようになった。それがクセになりやめられなくなっていく。
彼のデコピンは地味に痛かったが凄く嬉しかった。正直承太郎も僕のような歳が近い同じ能力を持った人と友達のような触れ合いが出来て嬉しいんだと思う。
そう触れ合っていて彼から感じる満足感。僕は、それでも満足は出来ない。僕からみたら友達ゴッコだ、それ以上に進みたい。
手を繋ぎたい、ピッタリくっ付きたい、キスをしたい、セックスもしたい。
愛をふんだんに注ぎたいし注がれたい。
キミを裏切る行為だって分かってる。それでも止まらないんだ。
「じゃあ、今日の部屋割りは花京院と承太郎が一緒じゃな」
「え、えええええ!?」
夜がやってきてホテルについた僕たちは部屋をとったが相部屋である。
この旅は随分とお金がかかるから安く済ませようとするのは分かるけど、なんで、よりによって承太郎なんだ!
「なんじゃ?嫌なのか」
「いや、じゃあない、ですけど、良いんですか」
「なにが?」
「承太郎と一緒で」
「…俺は全然構わねぇぜ花京院。」
後ろを向くと承太郎が立っていた。相変わらず大きい。ちょうど視界に胸の辺りが入って堪らず顔を背ける
「お前は…?」
「構いません。」
とてもいい顔でジョースターさんに返答する。鼻血が出そうだ。
よしよしと笑顔のジョースターさんをみて可愛げがあり、承太郎となんとなく雰囲気が似ていた
「花京院、風呂入って来いよ。先譲ってやる」
ドアを閉め開口一番のセリフに心臓が跳ねる。な、ななななにを言ってててててて
「何突っ立ってんだよ、風呂だよ汗かいてんだろ」
「え、あ、うんそうだよね、そっちじゃないよね、うん、入ってくるよ、うんありがとう、」
「…そっち?何言ってんだお前大丈夫か?」
パタンと脱衣所のドアを閉める。
大丈夫かって?
大丈夫なわけないだろォォオオオオオがァァアアア!!!!
承太郎と相部屋だ嬉しすぎて発狂しそうだ、我慢出来ずに今だってヘドバンで喜びをあらわにしているよ、人は喜ぶとヘドバンするんだな凄いや必要のない知識がまた増えたよやったね典明!
本当にヤバい今までの感情がたまりに溜まっているせいか二人っきりという特別なシチュエーションに爆発するかもしれない。なんとしても避けたいところだが抑えらる気がしない
なんてったって最初の先風呂入って来いよ発言で既に僕の動揺は隠せなかったのだ。分かってる筈なのに、自分でも悔しいくらいだ
爆発させるよりかはここで少しだけ発散した方がいい。片乳、片乳だけ片乳だけでいいから揉みたい。
今、花京院典明の目標は片乳を揉み溜まりに溜まった欲求を解消する。それだけだ、それだけよ、それだけが満足感よ
そんな高レベルな事僕に出来るだろうか、否、やる。僕にはスローガンがある。後悔はしない程度に全力でやりきる。
シャワーを浴びて。ヤル気に満ち溢れた花京院はバンッと勢いよくドアを開ける。大きな音に驚いて花京院の方を振り向く承太郎
「待たせたね承太郎、さぁキミの番だよ」
うわぁぁああ承太郎長い学ラン脱いで待ってたぁああ
綺麗に筋肉のついた腕や胸筋、腹筋をみてバレないよう唾を飲み込む
「…そんな急いで出ないでもゆっくり使ってりゃあいいのによ」
承太郎は通りすがりにまだ拭き切れてないびしょ濡れの髪を花京院の肩にかけてあったタオルを取ってガシガシと片手で乱暴に拭き、その後そのまま脱衣所の方へ向かっていった。
シャワーの音がして、ハッと自分が惚けてる事にも気付きドンっと床を叩く
反則だァァァアアア!!!!レッドカードだよ承太郎!!それレッドカード!!退場だよ承太郎ォォオオオ!!!クッソォオオ大好き!ズルすぎる!!ブチ犯したい!!
床で一通り悶え、転がりベットの所までつく。
少しだけ落ち着いたところでベットに座った。落ち着け、落ち着くんだ花京院典明。何も童貞を卒業するわけではない片乳を揉むだけだ。一揉み、一揉みだけでもしたい、それだけだ。そうだろう?何もハイエロファントで拘束プレイするわけじゃないんだ、落ち着け、あ、いや呼んだわけじゃないよ引っ込んでてくれハイエロファント、ゴメンよ情けない主でお前が唯一の相談相手だよありがとう
よしよしと自分のスタンドを撫でると何だが自分が撫でられてる気がして凄く落ち着いた。ふぅ、これで大丈夫だ、冷静にいけそうだ
静かになったところで、目を閉じ神経を集中させる。すると目を閉じたためか耳と鼻が敏感になり脱衣所からシャワーの音とシャンプーのいい匂いが花京院の中に入り込んできた。
ウワァァァアアアア!!!!やっぱ無理かもォォオオオ!!!!いい匂いの承太郎とか我慢出来ないかもォォオオオ!!
ゴロゴロと枕に抱きついてベットの上で行ったり来たりと転がる。
するとガチャとドアが開き承太郎が出てきた。ピタリと止まりそちらを見ると上半身裸で首にタオルを掛け、まだ拭き切ってない滴がポタリポタリと垂れ地面に落ちる、そんな濡れた彼の姿はいつもの数倍美しく卑猥にも感じた
そして花京院はスタープラチナもびっくりの速さでドアを閉めた。けたたましくドアの音が部屋に鳴り響く
「おい、なんだよ花京院開けろ」
ドンドンドン
「ほんっとにほんっとにいい加減にしてくれないか承太郎。服を着てくれよ頼むから」
ガチャガチャドンドン
「まーた意味わかんねぇな、ここ早く開けやがれ。忘れちまったんだよ着替え」
ガチャガチャガチャドンドンドン
「分かった分かった持ってくる持ってくるから開けるなよ、ここ絶対に開けるなよ絶対だぞ!フリじゃないからな!」
ため息とともに静まった承太郎、素直だ、なんて思いながら急いで着替えを持ってくる
ドアの前でいったん落ち着きドアを少しだけ開ける、と思ったら勢いよくドアが開いた。
先ほど花京院にやられたようにバァンとうるさい音が響き、花京院はよろめく
「いきなり閉めやがって何すんだよてめーはよ」先ほど遠くから見てもあんなに綺麗に見えたのに。今、目の前にいる彼は、酷く心臓に悪く、輝きに満ちて、目眩がした。
髪の毛から流れた滴がそのまま首筋に通り胸筋から腹筋へ、最後にパンツの布地にジンワリと染み付く
その一部始終を見て花京院典明の理性は哀れにも崩壊した。否、爆発した、爆音が承太郎にも聞こえるんじゃないかと思うくらいに激しく理性だったものが吹っ飛ぶ
それと同時にハイエロファントグリーンが承太郎の四肢に絡み付く。突然の事で反応出来なかったのかそのまま後ろに倒れた
「…って〜、今度は何だ…?」
「君こそ、これはなんだい?」
そう言い、ガシッと承太郎の胸を両手で鷲掴む。ビクッと身体を揺らした
「か、花京院…?」
「キミのこれ、一見かたそうに見えて柔らかく、そして温かい。母に抱かれているかの優しみも感じる、承太郎の胸に母を見た。女神だキミの胸は女神の領域だ。」
花京院が壊れた。
空条承太郎は今まで感じたことのない恐怖と不安に襲われていた。自分は何かしたんだろうか、ただ風呂に入ってゆったりしてスッキリしてきただけなのに。何故今花京院のスタンドに縛られて胸を容赦無く揉まれているこんな状態になっているのだろうか。
はたから見たら凄い図柄である。承太郎は経験した事のない状態に呆然としているが相変わらず花京院は真剣に承太郎の胸筋を揉んでいる。
とりあえず好きにやらせてみよう、考え事で寝れないとか朝言ってた気がするし多分この旅行でホームシックやらなんやらでストレス溜まってたんだな、イカれるまで我慢してたなんてスゲーぜ花京院、スタンド持ってるだけはある
俺の胸ぐらい貸してやるか、用途がなんだか違う気がするが
モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ
数分経ったところで自我が湧き出てきた。片乳と言っていたがいつの間にか両手で揉みほぐしている事に気付き勢いって大切なんだなと思った。にしても随分と承太郎が大人しい。軽いボディータッチに慣れているといってもこんなにがっつり揉まれて嫌じゃないんだろうか、もしかしてありなのか
花京院なら…良いよ…なんて照れて顔を背けて身体を差し出す承太郎が脳内に浮かび上がる。
落ち着け僕のボルテージ、上がりすぎて僕の下半身のスタンドも上がりそうだ。
そう思いつつも揉み続ける花京院。
揉まれすぎて柔らかくなってしまうんじゃないかと不安になってくる承太郎
彼の不安はそこではなく貞操の方にもう少し分けてやってほしいくらいだが無駄のようだ
承太郎がまったく抵抗の素振りを見せないためかハイエロファントの縛りが緩くなりはじめた、それに気付きずっと揉まれ続けた彼は何がそんなに良いのかなどど思ったらしく花京院の胸に手を伸ばして触れた
途端にドキリと心臓が跳ね、動きが止まる。
ドキドキとした鼓動が承太郎に聞かれ、花京院はまたパニックになった。
僕の恋心がバレた…!?
「…不整脈か?その年で大変だな」
なんでそうなるんだそんなわけないだろう鈍感にもほどがあるいいかげんにしろ天然アピールもいいとこだ真顔で答えるなその目で見つめられると興奮するんだよ愛してるもう全ての段階蹴っ飛ばして結婚したい。
バレなくて良かったのだがなんだかガッカリしたような複雑な気分になった。
「おい、もういいだろう。男の胸なんざ揉んで何が楽しいんだ?いいかげんやめねぇととれそうになるぜ」
何が?胸が?筋肉が?
彼は、もしかしたら天使かもしれない。神様が穢れた人間界に195cmの天使を落とし浄化させようとかそんなんかもしれない。神様、その考えはとても甘いです。
よく熟成してあるチェリーの数倍甘い考えです。
こんな気高く美しい天使が舞い降りたら浄化する作業の前に目立って注目浴び放題、視姦され放題、さらに195cmとか私をもっと見てくださいなんていってるようなもんです。ドMです。下手したら彼のせいでもっと人間界は穢れてしまうかもしれない。
だけど安心してください。僕の力でそのような奴らは全員ぶちのめして彼を守って見せます。神様の誤ちはすべて僕が補っておきましょう
「聞いてんのか花京院」
だから彼の事は心配せず他のことに集中してください。温暖化が進んでいるこの世の中、鳥も暑さで発情するくらいですからこれ以上彼を襲うような天変地異はおきてはならないと思うのです。人間は万年発情期ですからね暑さで頭やられた奴らが何をしでかすか
「おーーい」
は、っとなって我にかえる、目の前に彼の大きな手が左右に揺れる。承太郎と目が合うと彼は困ったような顔をしていた。やっぱり天使かなって
「すまない承太郎、僕は…」
「しっかりしやがれ、目が覚めるつーんなら一発食らわしてやるぜ?」
ポキポキと拳をならせる承太郎。いくらとある業界のご褒美だろうが人一人を再起不能にさせるような一撃は何とも避けたい。それは遠慮するよと笑った花京院の手は今だに承太郎の胸に触れていた。
そこでふと思い出す。そういえば、ずっと胸の突起物に触っていなかった。我を忘れて揉んでいたがやはり突起だけは我慢しようと頭のどっかで思っていたかもしれない、だが今実際におとなしく揉まれていた承太郎をみるに、もしかしたらここも触って欲しかったかもしれないなどどあり得ない考えが巡ってきた
男でも感じる場所である。ここを触ったら、承太郎は、喘ぐ、のだろうか。
充分に揉むことが出来た花京院は調子に乗り出してきた、典明だけにノリノリだった。
花京院がおとなしくなったのでもう気が済んだと思ったのか、承太郎は花京院が持ってきた着替えがそばに置いてあることに気付き手を伸ばす。
その時ガチッとまたハイエロファントに力が入る。今度こそ承太郎はキレた
「ッテメェ、いいかげんにしやが…ッ!?」
胸の辺りから感じるくすぐったさに承太郎は口をつむぐ、花京院が承太郎の胸の突起物をつまんでいた。指の腹でこねくりまわし、間で挟み、引っ張ったり、弾いたりしていた。
その度承太郎の身体がビクビクと震える、静止させようと口を開けるとそのまま変な声が出そうで承太郎は何も言えなかった
何も言わないのをいいことに花京院は顔を近付け、荒い呼吸があらわになっている皮膚に触れる。
「か…かきょう…いん…」
レロン
瞬間。花京院の身体が宙に舞った。視界が反転した時にやっと耳に痛々しい音が届く、床に背中がぶつかると背中ももちろん痛かったが顎の辺りが痛烈に痛かった。
一瞬で何が起こったか分からなかったが目線だけ承太郎の方に向けるとスタープラチナが見えた。
まったく頼もしいなキミのスタンドは…
そこで意識を手放した。
「大丈夫か花京院」
目を開き、ガバッと起き上がる。承太郎をみればしっかり服を着こなした状態で隣のベットに座っていた。
夢だと一瞬疑ったが顎と背中辺りの痛みで夢じゃないと悟る
「スタープラチナが勝手にお前に全力のアッパーを食らわしたんだ。オレのせいじゃあねぇーぜ」
「嘘つかなくたっていいさ」
「本当だぜ、正直驚きすぎて何も考えられなかったしな」
帽子を深くかぶり直す承太郎。
そういえば僕は自分が満足することしか考えずに行動して承太郎の気持ちをまったく考えていなかった。最低だ、こんなの友達なんかじゃない
「じょっ…承太郎!僕は…!」
「お前相当溜まってたんだな、新手のスタンド使いにも襲われて幻覚でも見てたのか?死神13の件もあるしよお前こういう系に好かれんだな」
同情の目を向けてきた。いやあり得ないだろ。キミ凄く察しが良い方じゃなかったっけ、なんでそんなに鈍感なんだい?意味が分からない。でも今は彼の言ってるスタンド使いのせいにしてこの場をやり過ごした方がいいかもしれない。我ながら外道である、クセになったらどうしよう。
「でもよ花京院、終わった今だから言うがあーいう行為はちゃんと伝えてから行動しねぇと相手はすごく怖がるぜ」
承太郎の方を向くと目が合い、そのまま目線を逸らされる。座るのをやめ承太郎はベットに横になりか細く呟いた。
「俺は、怖かった」
【この後めちゃくちゃ土下座した】
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