ANSWER(7)


恋愛経験は中毒患者並に酸いも甘いもよりどりみどり
歓喜も失望も嫉妬も充足感も全て味わった筈なのに
何故今回に限っては不安なんてものを感じるんだ?
自分の気持ちが重過ぎて持て余すなんて
この先どうなっちまうのかね?



今感じている切なさを 何て呼べばいい?



 ANSWER
   2 / CLOUDY HEART


「…・・ん、…………・ッ!」
 鋭利な刃物で斬られる痛み、拳銃で撃ち抜かれる焼付くような痛み、そして鈍器で打ち据えられる痛み。
 今まで経験してきた痛覚とはまるで異なった異様な感触に、抑えようとしてもくぐもった声が噛み締めた口唇の端から零れてしまう。
 身体の中を滅茶苦茶に突き上げられる不快感に耐え切れず、白い喉を晒して大きく身体を震わせ、陸にうち上げられた魚のように大きく仰け反る。
 2人がかりで強引に脚を割られ、力づくで捻じ込まれた熱い楔が腹の奥で暴れている感触がひどく気分が悪い。

 …・冗談じゃない、どうして私が。
 うつ伏せにされたまま2人の男に何度も代わる代わる内部を蹂躙される耐え難い屈辱感。
 …・止めろ、それ以上触るな。
 身体の中に凶器を突きたてられては引き抜かれ、また同じ場所を抉られる永久に続くかと思われる激痛に、高く掲げられた腰を支える太腿がぴくぴくと震えた。
 性交が拷問になり得るなんて、初めて知った。
 痛みと、腹の中をかきまわされる嘔吐感から逃れようと身体が逃げうっても、両腕を捕まれすぐに引き戻されてより深い場所まで太い刃が突き立てられてしまう。
「…・っ、くっ………・・ッ」
 身体の奥深くに吐き出された己のものではない白濁が潤滑油がわりに狭い内部に滑りを纏わせ、陵辱者の楔を奥まで誘い込む。
 ぐちゅぐちゅと淫猥な音が身体の奥から響く感覚に、きつく閉じていた瞳から自然と涙が零れ落ち、頬に伝った。

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