▲ 無題 ヲルヘン


注意:日記ネタで擬音多めのヲルヘンに挑戦してみた結果です
男性向風味(エチだけ)
凌辱風味 擬音多め




 仰向けに寝かせたヘンリーの腰を両手でしっかりと抱えて引き寄せ、脚の間に陣取った私は彼の双丘の奥窄まった孔へと充分に硬さを持った陰茎を押し当てる。
 亀頭の先端から溢れ出る体液がヌチュ、ヌチュと入口を濡らし、厭らしい音をたてながら狭い其処を抉じ開け中へ入り込もうとするのだが受け入れる側がガチガチに固まってしまっているせいかなかなかうまくいかない。
ズ、ズズ…ぐぼ
「中々緩む気配がないなヘンリー、力を抜け」
「く……あッ…」
ズズ、ズチュ…グププ
「まだ先しか入っていないぞヘンリー、分かるか?私がお前の中に入っていくのが」
「ぃや、だ、痛い、来る…な、抜け…ッ、ひあぁ…」
グチュ……
「聞こえないな、ほう…抗うかと思えば意外に欲深い、もっと奥まで欲しいのか?」
 いい子だから死にたくなければ大人しくしていろ、と言葉で宥めながら強引に足を開かせ目一杯拡げられた内壁を更に隙間なく怒張で埋めていく。
「も…無理だ、ウォル、頼むから……ッ動かないでく………ッッああッ」
 涙混じりの声に答える事なく強引に柔肉を引き裂き根元まで押し込んでやると同時に勢い良く突き上げる。
 ずん、と下腹に響いた衝撃に漸く奥まで犯されたのが理解できたのだろうか、指が白く成る程シーツを強く握りしめていたヘンリーが息を呑み大きく頤を反らした。
 その見開かれた瞳と絶望に満ちた表情が堪らない。ぞくりと背筋を這い上がる昏い快楽に舌舐めずりをして微笑む。

「これで、お前は私のものだ、ヘンリー」
ズチュッ、ズプッ、ズッ…ズチュッズプズプッ…
「あっ…、ああぁ……痛い……」
「いいぞ、お前のそんな声は初めてだ。とても淫らな声だ。…その声で私にお前の感じる場所を教えてくれ」
 身を屈め、身体を寄せて腰を前後に勢い良く振り立てる。
 深く突き挿しては引き抜く激しい律動にあわせて咽び泣くような喘ぎが生贄の喉奥から絞り出される事にいつしか己も暫し忘れていた肉欲を身体の奥から引き摺りだされていた。
 耐え難い苦痛に悶える肢体を力づくで押さえつけながら、張り詰めたペニスの抽挿にあわせ伸縮する小さな孔にふと戯れを思い付き指を一本捻じ込んでみた。
「ンはぁッ……!ああ、深い! ウォル、ター…やめ…」
グニ、グチュ…クチュ、クチュ ズッズプ、ズプ
 自分自身の性器でみっちりと塞いでいる為、熱く濡れた肉の洞は酷く狭い。
 繋ぎ目を濡らす体液はヘンリーが零した血かそれとも中を荒らす己が吐き出したものなのか既に分からず…体内を蹂躙しながら内腿を伝う蜜の雫をアヌスから引き抜いた指で塗り広げる。

「よく締まるな、ヘンリー。お前のナカは処理の道具としてこれから充分役に立ってくれそうだ」
「ンああぁ!ウォルター、ウォル……」
ズプ、ズッ、ズッ、ズッ…グチュッ……トプ、ゴプッドク…ッ、ドク…ッ、ドク……
 熱に浮かされたような顔で自分を犯す男…私の背に縋るようにしがみ付き声を抑える事も忘れて喘ぐヘンリーをしっかりと抱きながら、私はその身体の最奥へと大量の精を流し込んだ。
 虚ろな瞳に私を映しア、ア…ァ…と、震えながら紡がれる上擦った声に燻っていた欲望が満たされていくのを感じ、その媚態に誘われるがままに濡れた口唇を塞いだ。
 上と下とで繋がった身体は驚く程に柔らかく溶け合い、まるで私がこの男を情愛の対象として扱っているような錯覚を覚えさせる。
 角度を変え幾度も深い口付けを交わしながら一滴残らず精を注ぎ込んだ。
 達した後もペニスを挿入したまま時折悪戯に腰を揺らしてやれば結合部からぐぷぐぷと混じり合った体液が溢れ出てくる。その感触が恥かしいのかヘンリーが頬を紅く染め咎めるように潤んだ瞳で私を見上げた。


「私のものになった感想はどうだ、ヘンリー」
「……最悪だ」
「そうか、それは結構」
 気が遠くなる程の長い時間の中でこの憎悪がどんな感情に化けるかなど今の己達には計るすべもない。
 頬を撫でながらそう告げた私に彼は不貞腐れたような顔をして瞳を反らし、疲れた、と一言だけぼやくとこちらに背を向け子犬のように身体を丸めてしまった。




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