十年後も楽しく生きてます!



円「飛鷹くん、お腹空いた〜!」
飛「…またっすか円堂さん…たまには自炊したらどうですか…」
円「やだ」
飛「…また何故?」
円「だって自分で作るより飛鷹くんが作ってくれる料理の方が美味しいんだもん。見た目とかも綺麗だし」
飛「…まあ…俺も商売でやってますしね」
円「わたしが作るのってすっごい時間掛かるし見た目も不恰好なんだよね〜…」
飛「練習しましょうよ円堂さん…上手くなれますから」
円「え〜…何かもうお腹空くとどうでもよくなっちゃうから…」
飛「…とりあえず何か作るから待っててください」
円「はーい」

鬼「…アレも甘やかされた結果だろうな」
風「…やっぱり俺が育て方を間違えたのか…」
吹「ふふ、風丸くんまるでお父さんみたいだね」
鬼「気苦労が耐えなさそうだな…」


円「吹雪くん…久しぶりだね…」
吹「そうだね。久しぶりなのに何か残念そうな顔してるね?紗玖夜ちゃん」
円「…はあ…」
鬼「…どうしたんだ?」
円「…吹雪くんの身長が…」
吹「僕の身長が?」
円「伸びてる…」
鬼「…それだけ、か…?」
円「…はあ…」
吹「…それだけみたいだね」


鬼「10年も経ったんだ、伸びてない方が逆に恐怖だぞ」
吹「鬼道くん達だってそれなりに大きくなってるしね」
円「…でも…」
鬼「でも?」
円「前はわたしだって吹雪くんとそんなに変わんなかったのに…なのにわたしだけちっちゃいまま…」
鬼「いや…男と女の身長差には違いがあって然るべきだと思うんだが」
吹「良いんじゃない、小さな女の子。僕は好きだよ」
鬼「…おい吹雪。どさくさに紛れて変なことを言うな」
吹「良いじゃない、これくらい言っても。…それにほら、小さいとおんぶも抱っこもしやすいからしてもらい放題だよ」
円「…うーん…」
吹「なんならしてあげようか?」
円「…!!」
鬼「円堂!それに釣られて反応するな!」


円「狩屋くんはみたいな子、何処かで見たことがある気がするんだよね…何処で見たのかな〜」
鬼「…木暮じゃないのか?」
円「木暮くんは…もうちょっとサイズがコンパクトで癒し効果があった気がするから違うんじゃない?…不動くんみたいな?」
鬼「彼奴ほどチームを引っ掻き回してないと思うぞ」
円「…ていう事は木暮くん+不動くんを割って2つにした感じかなあ」
鬼「…何にせよ厄介なヤツだな…流石お日様園出身者、と言うところか…」
円「…まあ根は良い子だよ、お日様園出身者だから。…たぶんね」
鬼「…多分な…」


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