G版英雄!0ラストエピソードネタ




『お久しぶりでございます、カイゼル様』

「そうだな。顔を上げろ、名前」

『失礼いたします』

「…いい顔をしている」

『ありがたきお言葉』

「クク…当たり前だ。なんたって俺様だからな」

『最後に一つ、お尋ねしてもよろしいでしょうか』

「なんだ?」

『カイゼル様はなぜ、侵略戦争に踏み切ったのですか?』

「…一概には言えないが…あえて言うなら…名前。オルガ全土がネクロスの旗で染まったところを想像してみろ」

『…………』

「…どうだ、これほど美しいものはなかろう?」

『そうですね、ネクロス兵としてこれほど楽しいことはありません』

「ああ、そうだ。しかし、想像するだけでは何も生み出せん」

『……』

「前進しろ。思考を止めるな。高みを目指せ」

『カイゼル様……』

「お前はよく頑張った、名前。俺様はお前の活躍を知っているぞ」

『光栄の至りでございます』

「…ネクロスが、未来永劫紡がれたなら…それは俺様と兵たち…名前の確かな成果だ」

『!』

「俺様が、お前の誇りを…歴史に刻みこんでやろう」

『カイゼル様…』

「…近くに来い」

『はい…』

「名前・苗字の名を、歴史に刻むことをここに誓おう」

『ッ……!』

「…泣くな、名前。せっかくの顔が台無しだ」

『…ッ…ありがとう、ございました…カイゼル国王陛下っ!!』





歴史に刻む誇りを





この人についてきて、

本当に、よかった。



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