G版英雄!0ラストエピソードネタ





「名前」

『なんですか?クリスティー様』

「この間は、守ってくれてありがとうね」

『クリスティー様……!』

「アルケインから聞いたよ。必死に助けようと戦ってくれたんでしょ?」

『当然のことをしたまでですから…それに、私だけでなくネクロス兵全員が助けようと戦いました。』

「うん。わかってるよ。でもほら、フェルトとかいうオバサンは名前の恩人なんでしょ?」

『そうですが、それとこれとは話は別ですから』

「……ありがとね、名前」

『感謝の言葉を述べてくださるのは嬉しいのですが……どうかなさったんですか?』

「最後に言われた言葉が気になっちゃって…」

『あぁ…』

「いつか動かなくなっちゃうんだって思っちゃったらさ…」

『大丈夫ですよ。アルケイン様もそうおっしゃったんでしょう?』

「うん。不思議と安心した!」

『そうですか』

「……名前とも、会えなくなるのかな…」

『そうですね……』

「名前はおばあちゃんになっちゃうんだね」

『そうですね…』

「もし会えても、わからないかもしれないね」

『フフ…そうですね。でも』

「でも?」

『私は、クリスティー様のことを絶対に忘れません』

「名前!」

『だから、そんな悲しそうな顔、なさらないでください』

「え?」

『泣きそうな顔、していますよ?』

「う、嘘!」

『私はヌーゴ様ではないので嘘はつきません』

「クリスティーは…人形だよ?」

『関係ありません。人形だろうが、ロボットだろうが、クリスティー様はクリスティー様…。それに今こうしてお話をして笑ったり泣いたりできるんです。』

「これが、感情…?」

『えぇ』

「苦しいけど…温かい…」

『えぇ』

「これが感情…心なんだね」

『そうです』

「……名前、絶対、クリスティーのこと忘れない?」

『はい』

「絶対?」

『はい』

「絶対絶対絶対絶対?」

『勿論です。絶対、です』

「約束だよ?」

『それじゃあ、ゆびきりげんまん。ですね』




彼女とびきりの笑顔を、

私は一生、

忘れない。





心の在りか





…ゆーびきーりげーんまーん…

うーそつーいたーら


はーりせんぼんのーます!




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