夢小説ではないんだと思う。でも一応名前変換できる人物は作る。

主人公は赤也がいい。赤也びくびくしながらも幸村とか仁王をひっぱればいい。

多分赤也と幸村と仁王以外は空気。全員は無理。最初と最後は出るだろうけどメインストーリー時はさようなら←




Ib本編冒頭より、『絵空事の世界』から『深海の世』の中へと入るまでのワンシーン




“したのかいに おいでよ あかや ひみつのばしょ おしえてあげる”


「どうする……赤也、」
「人もいない美術館で外にも出れなくて……他に行くとこがないなら行くしかないんじゃないスか」
「それもそうだね。迷子の鉄則はそこから動かないことだけど今回ばかりは動かなきゃいけないみたいだね」
「迷子じゃないっスよ!」
「ははっ!そうだね!」
「じゃあ、行こうか」
「ッス!」


二人は文字に誘われるがままに下の階へと向かった。


そしてたどり着いたのは最初に見た『深海の世』だった。


「あ!さっきの青い絵の具ッスよ!」
「柵がない、」


切原は目印を見つけたことに喜び、幸村は作品保護のために置かれていた柵が2つ無くなっていることに思考を巡らせた。切原が見つけた青い液体はなくなった柵のところに落ちており、まるでそこが入口であるかのように見えた。


「んで、どうするんスかね?」


目印らしきものは見つけたもののどうすればいいのかわからずに首をかしげた切原はしゃがんでいる状態から立ち直した。


「んー、あ!なんかこの青い絵の具足跡みたいじゃないッスか?」


ひらめいた!というように大声を上げる切原に幸村はやれやれと苦笑いをこぼす。


「ひみつのばしょっていうくらいなんスから、実はこの作品の中にスイッチかなにかがあって、それを押すと壁がガガガっ!って開いて秘密の部屋が出てきたりとかしたりして!」
「それは考えすぎじゃないかな?」
「そうッスか?まあ物は試しッスよ!」


そう言って切原は作品へと一歩足を差し出した。

が、その足は地につくことなく沈む。


「え、」
「あ、赤也っ!?」


重心を乗せきっていた切原はそのままバランスを崩して沈む。幸村は切原に手を伸ばしなんとか腕を掴むがそれも意味を為すことはなかった。



――ドポン……っ



二人は『深海の世』に沈んだ。





赤也が所謂イヴちゃんポジション。幸村は付き添い的な。微妙にギャリーさんポジ。でも多分本命ギャリーは仁王予定。みたいな。




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