▽彼女と柳生は同じ学部 『柳生さん!』 「これはこれはナマエさん。そう言えばこの講義は、全学年対象の講義でしたね」 『はい。それで柳生さんの姿が見えたので来ちゃいました。ダメ、でしたか?』 「そんなことありませんよ。さ、隣どうぞ」 『ありがとうございます!柳生さん!」 「ということがあったんですよ、仁王くん」 「ギリィ」 ▽彼女と柳生は同じ研究室 「あれ、ナマエさんではありませんか」 『こんにちは、柳生さん』 「もしや、研究室は……」 『はい。本日付でこの研究室に配属になりました』 「それはそれは!」 『柳生さんに話を聞いているうちに興味が湧きまして』 「そうですか。なにか手伝えることがありましたらなんでもおっしゃってください。 できる限り、力になりましょう」 『優しいですね、柳生さんは』 「と、いうことがあったんですよ。仁王くん」 「生一つじゃ!今日は飲む!今決めた!」 ▽ばったり出会った彼女と仁王 「ッ!ナマエ!」 『あ、まさ』 「ッ!!」 『どうしたの?ただでさえ真っ白な顔を真っ赤にさせて』 「は、は、」 『は?』 「白衣の天使じゃ……ッ」 『ああ、白衣ね。見たことなかったっけ?』 「は、初めてみるき、」 『そっか。まさは作業着とか着るの?』 「たまーに、の。最近は製図室にこもりっぱなしじゃ」 『だから尚更顔色悪いのか』 「おん、眠い……」 『何か欲しいものあったらいってね?忙しくなかったら差し入れくらいするし』 「ほ、ほんまか!?」 『うん』 「ピヨォォォォォォオオオオ!」 『ちょっと黙って』 「ってことがあったんじゃ!」 「ナマエさんの白衣はもう見慣れてしまいましたね」 「ギリィ」 ――――――――― なんか書きたくなった大学生ネタ。 二人とも親の職業に感化されてる感じが否めない← next |