ああ、田房さん?昨日かな、保健室に来たけれど……、理由?たしか怪我だったよ。どこだっけ……ああ!胸元に怪我して、なんでも実習中にパートナーの苦無が刺さっちゃったんだって。血が止まんなくて…って、名前も見ただろう?消毒をしてから包帯を巻いてあげたよ。安心して。包帯、たくさん使ったからなくなっちゃったなあ、…?うん、僕がやったけれど…それがどうかし…………………あ。………違うよ?違うからね?そんな気はなかったからね?!ちゃんと布で隠してもらったからね、見てないから!ほんとうだよ?いたっ、だから、ほんとだってば!うそじゃないよ!それに…仕方ないよ。僕は保健委員だか……え、え、なっな、泣かないでよっ!ほんとに違うんだってば…!こんなに言ってるのに信じてくれないの?……………んん、ありがとう。ああ、それとね。「僕が欲情するのは君だけだよ」




「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -