最近、八左ヱ門くんは早弁が日課になってきている。部活やら委員会やらで大変らしい。頑張っての意味でわたしもたまに教科書ガードを手伝っている。今日も手伝いを、…あ、


「ご飯粒付いてるよ。バレちゃう」
「んん?」


なんてベタな。自分の口元を指差してご飯粒の場所を教える。けれど八左ヱ門くんはニカッと笑うだけで、ずいっと口元を突き出してきた。とってくれ!って、え、あ、バレた。



「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -