ぽこんと小さく出っ張っている喉仏。わたしはこの喉仏がなにより大好きである。


「なあに名前ちゃん。そんなに見て〜」


特にわたしが興奮を感じるのは、おんなじ職場仲間である秀作くんの喉仏だ。
幼い容姿のわりに、ちゃんと、しっかりとがっちりと、色気のある喉仏。童顔×喉仏、これがわたしの大好物です。
そしてそんな完璧な喉仏の持ち主、純粋で純真な優しい秀作くんがわたしは大好き。大好きな喉仏を持つ大好きな人って、最高だ。


「…えっと、名前ちゃん?」

秀作くんは唾を飲み込んだのか、喉仏がこくりと上下した。うはあ素敵。
触りたいなあ、あわよくばグリグリしたいなあ。舐めれたらそれはもう本望。


「っ…名前ちゃ…?」


あの出っ張りを、ぜひとも甘噛みしてみたいものだ。…うん。
たくさんの欲望を抑えてつつ、目線は喉仏から離れない。あ、また上下した…素敵…。個人的に、正面から見るより横から見たほうが色気がアップする。


「名前ちゃん…ぼく…」


秀作くん、緊張してるの?ああでももっと緊張して、生唾たくさん呑んでほしいな。
秀作くんの喉仏、すごい…すっごい素敵!一番素敵!あああ堪らないい。


「すっ、すすすす、好き、でふ、あっ!」


「!…わ、わたしも好きですっ!」


もう、我慢は不要のようだ。行け!名前!愛しの喉仏にかぶりつけ!






そして、
食われまし

(あれ?逆転された)



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