「ねえ。」

その日、俺が応接室に入ると、書類仕事をしていた恭弥が声をかけてきた。

「何?」

そう問いながら恭弥の向かいに座ると、恭弥は手に持っていたものを俺に見せて訊いた。

「これ、何だと思う?」

見ると、それは妙な形の指輪だった。

「あ。」

思わず声が出た。

それはおそらくハーフボンゴレリング。

もうそんな時期か、そう思ったが口には出さない。

「知ってるの?」

恭弥に訊かれ、慌てて

「いや、知らねえ。指輪じゃね?」

と言った。

「多分ね。変な形だけど。」

恭弥はそう言って、指輪を手の上で転がしている。

そりゃあ、まだ半分だから変な形だろう。

どうして持っているのか問うと、今朝家に届いていたのだそうだ。


 
そのとき、ガラッとドアが開く音がした。

「!」

そちらを見ると、金髪の男が。


「あれ?2人いるじゃねーか。」

その男、ディーノが言った。

「…誰?」

恭弥が言った。

「オレはツナの兄貴分でリボーンの知人だ。…雲雀はどっちだ?」

「どっちも雲雀ですが?」

俺は言った。

どちらに用があるのかは分かりきった話だが。

「あれ?じゃあ雲雀恭弥は?」

ディーノが訊く。

「こいつ。俺は銀也でーす。」

俺は恭弥を指差して言う。

「そーか、雲雀恭弥、雲の刻印のついた指輪の話がしたい。」

ディーノが恭弥に向かって言った。

「ふーん、赤ん坊の知人ね…じゃあ強いんだ。僕は指輪の話なんてどーでもいいよ。あなたを咬み殺せれば…」

恭弥は立ち上がりながら言う。

ディーノはニッと笑って

「なるほど問題児だな。いいだろう、その方が話が早い。」

そう言いながら、鞭を取り出す。

「オイオイ、よそでやってくれや。」

恭弥もトンファーを構えたので、俺は言う。

それを聞いて恭弥はディーノを伴って応接室を出ていった。

 

そのとき、ガラッとドアが開く音がした。

「!」

そちらを見ると、金髪の男が。


「あれ?2人いるじゃねーか。」

その男、ディーノが言った。

「…誰?」

恭弥が言った。

「オレはツナの兄貴分でリボーンの知人だ。…雲雀はどっちだ?」

「どっちも雲雀ですが?」

俺は言った。

どちらに用があるのかは分かりきった話だが。

「あれ?じゃあ雲雀恭弥は?」

ディーノが訊く。

「こいつ。俺は銀也でーす。」

俺は恭弥を指差して言う。

「そーか、雲雀恭弥、雲の刻印のついた指輪の話がしたい。」

ディーノが恭弥に向かって言った。

「ふーん、赤ん坊の知人ね…じゃあ強いんだ。僕は指輪の話なんてどーでもいいよ。あなたを咬み殺せれば…」

恭弥は立ち上がりながら言う。

ディーノはニッと笑って

「なるほど問題児だな。いいだろう、その方が話が早い。」

そう言いながら、鞭を取り出す。

「オイオイ、よそでやってくれや。」

恭弥もトンファーを構えたので、俺は言う。

それを聞いて恭弥はディーノを伴って応接室を出ていった。

 



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