詰所のキッチン周りには、入ってはいけない。
けれど、今日はそのキッチンの主であるジュリアがいなかった。
「おなかすいた」
「腹へった」
「固形物がほしい」
「よし、作るかァ」
だから四人は忍び込んだ。ちなみにそのうちの一人、レクシスは何故立ち入ってはいけないといわれているかは知らない。
そして数十分後。
「これ食べれるの? 食べ物なの?」
「劇薬はいれてないから死なないと思う! 別のはいれたけど」
「えっ」
「自分が食べるにあたって、自分が食ってまずいものはこいつはいれない。はず」
「誰か毒見しろ毒見。何かあってもアイーダがどうにかしてくれる」
「僕はいやです」
「俺もいや」
「もちろん私も」
「どうして俺が毒見をしなければならない」
とりあえず皆の目の前にある黒い物体はやばいな、という結論でゴミ箱へ。ご飯は出前をとりました。
料理した事がばれてあとで怒られて、レクシスはこれはいけないと料理を習うのでした。
メンバーはレクシス、アイーダ、ギアルト、キアティス。