白いの、黒いの
〜言葉がまだ通じない頃

『そこの獣、俺は暇だ』
『だらだらと、暇の殺し方も知らないのか』
『可能な限り無為に過ごすことはしていない』
『言うだけならば誰でもできよう』
『羨ましいのか、棘がある』
『………………る、は卑怯だろう』
『う、と続けるな』
『なあ、いつまでこれを続ける』

「なんかむきゃむきゃ言ってる」
「そうだな、楽しそうだな。レク、そう言って誤魔化してサボろうとするな」
「あ、はい」

 言葉が通じないのでしりとり会話で遊んでいたリュドさんと黒いの。


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