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side審神者





「は?…3分!?」


資材を妖精さんに渡して鍛刀をお願いしたら現れた目の前の数字に、俺は驚いて思わず声を上げた。
薙刀である岩融を狙って大量の資材をつぎこんだからこんな短い時間は有り得ないと思うし、そもそも鍛刀時間は短くても20分だと記憶している。

なんだ3分って、カップラーメンと同じ時間じゃん。刀がカップラーメンと同じ時間で作れるってなんだよすげえな。もしかしてうちの妖精さんの技術力が上がって、20分の短刀なら3分で鍛刀できるようになったのだろうか、うちの妖精さん超優秀。


なんて冗談考えているうちに直ぐに3分が経ち、妖精さんが俺に短刀を渡してくる。
俺はそれを受け取り、短刀に触れつつなんか気を流すイメージで念じる。

するとその短刀は人へと姿を変えた。


「、」


思わず息を呑んだ。
初めて見る刀剣男士。


『…、俺は無銘刀。短刀だって甘く見てると痛い目見るよ。』


だが、息を呑んだのはそれだけの理由ではない。
___短刀なのに三日月と同じ虹背景。


……超レア短刀って事か!!?
…超レア短刀って事なんだな!?!?


え、待ってマジでうちの妖精さん超優秀!!



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