「「「柚子ちゃ…ゲホッブヘッゴファ!!!」」」
この俺の…いや、私の身体を取り押さえようとした、沢渡の取り巻き共をハリセンで殴り倒し、気絶させる。そんな私を見た遊矢と沢渡は絶句している。
そんな事を気にせず、私は遊矢に指をさし、昔の様に高らかに叫ぶ。
「遊矢ァ!さっさと、そこのド三流デュエリストを倒し、カードを奪還しろォ!」
「あ、うん。わかった…。」
「ちょ!ド三流って「カードを盗られたぐらいでクヨクヨするなァ!貴様の力と其処のカードを使えばかなず勝てる!」
そう遊矢に言うと俯いていた顔があがり、前よりもマシな面構えになった。しかし、遊戯…いや、凡骨よりも精神が弱い…この先やって行けるか心配だが…。
「ハハッ…そんな雑魚カードで、この俺に勝てるわ「黙れ!雑魚なんて名のつくカードは存在せん!カードが弱いのは貴様が使いこなせて無いだけDA!」
この沢渡という男は常々運が良い。相手が遊矢だったからまだ良かったが、これが遊戯や遊星、十代だったらズタズタにされ再起不能になっていただろう。
「ちょっと!最後まで話させ「五月蠅い!さっさとデュエルを開始しろォ!」
そう叫ぶと、沢渡は何か言いたげだったが、遊矢としぶしぶ勝負を始めた。勿論、勝負は遊矢が勝ち、沢渡は雑魚と呼んでいたモンスターに惨めに倒され負けた。
ふぅん、ざまぁないな。


犯罪者1 (遊戯王ARC-X 柊柚子成り)




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