4「あんた、さっき触ったナマエのおっぱいの事は忘れなさいよ。ナマエが許しても、私は許してないわ。」
「おっ…おっぱ…って…?!」
「でもまァ…今晩一回使うだけなら…私が許してあげてもいいわよ。」
「はぁ…っ?!///」
「え、シェリル何いってんの?!//」
「馬ぁ鹿、二人とも…。ウソに決まってるでしょ。」
そんな二人のやり取りを一歩下がったところで見守るランカ。
赤面しながら髪の毛パタパタさせちゃってる。
「ねぇランカちゃん」
「あっ…はい!」
突然シェリルからランカに声がかかる。
「あなた、歌うのは好き?」
「はっ、はい!」
「チャンスは案外目の前に転がっているものよ?」
「はっ…はいっ!!」
「ナマエ」
「…ん?」
「あなたもそう思うでしょ??」
「…うん、そうだね。ランカ?」
「なぁにナマエちゃん?」
「あなたの笑顔は人を幸せにする。頑張ってるひたむきな姿は人を感動の渦に巻き込む。…ソラネならきっと、ランカにこう言うと思うんだ。」
「「だから、素直になりなさい??」」
「んじゃあナマエ、私は行くわ。」
「うん、お疲れ様」
「シェリルさん、ありがとうございました!!」
勢いよく頭を下げるランカに微笑むナマエとシェリル。
アルトだけはとても不満そうだ。
でも、今回の一件でみんなのなかで何かが確実に変わり始めた。
アルトはいつの間にかキャシーさんに突っかかってるし…。
「ねぇ貴女…」
「え、私?」
キャサリンさんから声がかかる。
なんだろう、ソラネの事かなぁ…なんて思う。
「その…どこかで会ったことない?」
「…とても言いにくいのですが、多分…あ、でも…。」
「いいから言ってちょうだい」
「あ…と…オズマとのデートしてるところに、昔突撃したことがあるか…と…。」
「…っ///そうね、他人の空似だったみたい…。」
pipipipi
pipipiipipipi
キャサリンさんと私の携帯がほぼ同時になる。
「「はい、もしもし」」
「え、オズマ少佐が負傷??」
「…隊長が…?」
「…え、お兄ちゃん…?」
―キャサリンさんのばか!
そんな中、空中を行くVF-25S。
コックピットの中には、血を流し気を失うオズマが見えてしまった…。
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