マクロス長編 | ナノ


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「あんたってサイッテーね。この変態!!」

「あぁ!?んだと??!」

「ナマエのおっぱいに触れるなんて一億光年早いのよ!!」

「あぁ?!べ、別に触りたかったわけじゃねぇよ!あいつが俺らを突き飛ばさなけりゃ!」

「はぁっ??言い訳?」

「いいわけじゃねぇ!!」

「じゃあなぁに?!」




「・・・///////////」
アルトに…アルトにおっぱい触られた…。
しっ、しかも、なんだこれとか言って、も、も、揉まれたし…っ。

うぁ。無理。無理。恥ずかしい。無理。



「あっ!あの!」



三人を遮るようにお弁当箱を胸元にかざすランカ。



「なんか、いっぱい話したらお腹すきませんか?私、たまたますっごく美味しい天津持ってるんです!娘々名物マグロ饅!」



二つ並んだそれは…どう見てもおっぱいで…。




焦った勢いでなんだかよくわからない事を口走るランカ。


「「「ぶっ」」」






一気に場の空気が和む。





「よし、アルト。なんとかできないかやってみる。手を貸して?できることはあるはずだから」

「っ…あぁ!」




―だけれど、状況は変わらず…。




「駄目だ…何度やっても…。」

「くそ…なにか、何かあるはずなのに…」




「ねぇ、なんか空気悪くない…?」

「皮肉ならやめろよ。」

「違うわよ、本当に息苦しいの」





ガツンとした振動のあと、アラームが鳴り響く。



「やばい、これは…!!」

「ナマエ見せろ!!…まさか…循環系の、停止??!」




「ちょっと!なんとかしなさいよね!!」

「できるならしてるさ!!」

「冗談じゃないわよ!」

「やめろ、外は真空だぞ!!!」

「え…」

「(なにか…何か方法は…)」


「なに?じゃあ諦めて窒息するのを待てっていうの?
そんなのごめんよ!私は諦めない。みんなは私の事を幸運だっていう!でもそれに見合う努力はしてきたつもりよ!!だから私はシェリル・ノームで居られるの!」

「…そう…だね…シェリル、私から行きます。みんなは下がってて。」


「ちょっと!」
「おい!」
「えっ!?」


「やってみなきゃわからない。こっちには銀河の妖精…幸運の女神がついてるんだから!」





『その通りです。』





外から開かれるハッチ。
安心して、全身の力が抜けるのを感じる。







「ありがとう、グレイスさん」

「いえ…良かったです。みなさん御無事で…。」










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