マクロス長編 | ナノ


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私は、何とかして翌日退院を掴み取った。
(カナリアさんのおかげとも言う)

その翌日には、カナリアさんから自由行動の許可をもらった。
(これでSMSから出られる)

そして返してもらった携帯電話。
携帯を起動すると、そこにはおびただしい着信履歴。




―早乙女アルト

―シェリル・ノーム

―シェリル・ノーム

―早乙女アルト

―早乙女アルト

―シェリル・ノーム

―早乙女アルト

―早乙女アルト

―早乙女アルト

―シェリル・ノーム

―シェリル・ノーム

―早乙女アルト

………


「あっちゃー…言い逃れは…出来ないかなぁ…」






―プルルルル




「あ、もしもし?アルト?私!」

平然を装い声をかけてみる。


スゥーッと息を吸い込む音がする。
ヤバイ…と思ったがもう遅い。


『んの…馬鹿があああああ!!』

「ぅ…。」

『俺がどれだけ心配したとおもってんだこんの、馬鹿が!!』

「…ごめん…。」

『ごめんじゃねぇだろ!んだよ、何考えてんだよ!!』

「ごめ…すみません…」

『今からグリフィスパークに来い!すぐだぞ!』

「あ…」

『ああっ??!』

「はい、すぐに行きます」




―ブツッ…。










お父さん

お母さん

私はここまでの命かもしれません…。


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