1西暦2059。
かつてゼントラーディーと呼ばれる巨人たちとの戦争があった。
初めての地球外生命体との戦いで、滅びの危機を経験した人類は、
大宇宙への進出に未来を託し、新天地を求め、
銀河系の各方面へと旅立っていった。
新天地を求めて銀河を旅する超長距離移民船団マクロス・フロンティア。
〜♪
「ん…?」
−−−From:シェリル
ハァーイ、ナマエ!
今、ギャラクシーからフロンティアへと向かっているわ!
んもう、最近全然会えてなかったから今から楽しみなのっ!ふふっ
じゃあ、すぐに返信よこしなさいよ!
Sheril
はいはい、返信しますよー。
−−−From:ナマエ
ハァーイ、シェリル!
こちらフロンティアのナマエですよー。
フォールド悪酔いしないように、携帯いじるのやめなさい。
仕事の関係で出迎えには行けないけど、寂しいからって泣くんじゃないわよ!
なんてね☆
ナマエ
「これで…よしっと。」
美星学園の屋上にあるカタパルト。
フロンティアでは、銀河の妖精『シェリル・ノーム』来艦で沸き立っている。
私たち美星の航空科は、そのシェリルのライヴでアクロバット飛行を任された。
そのため、皆でアクロバット飛行のシュミレート中。
「はぁー…私もアクロバット飛行…したかったなぁー…」
「…でもナマエ…ソラネでライヴに出演なんだろ?」
空から帰ってきたアルト。
すっかり航空科の顔立ちになったなぁ…なんてちょっと前を懐かしむ私。
「そそー。ソラネは顔出ししてないけど、フロンティア出身なのは有名だし。
なんか、仮面つけて出るんだって。」
フロンティア一大イベントだもんねー!
でも、アクロバット飛行のほうがしたかったぜー!
「…そうか…。」
「え、なんでアルトが残念そうな顔するの?私の分まで楽しんで飛んできてよ!」
〜♪
「っと、ごめん」
−−−From:ランカ
聞いて!聞いて!!!ナマエちゃん!!!!
お兄ちゃんがね!シェリルとソラネのライヴチケット手に入れてくれたの!!
オーデカルチャー!☆☆☆
私もう、嬉しくてうれしくて!!!
仕事が手に付かないって感じ!!
店長から、「ランカサン、邪魔ですよ!ちょっと休憩行ってくるヨロシ!」って休憩貰ったんだ!
んもう!この喜び、ナマエちゃんなら分かってくれる??!
デッカルチャアアアア!☆
あぁ…ちょっとわかんないかも。
プッ…でもそんな所もランカの可愛いとこだよねぇー。
「…おいナマエ…何携帯見て笑ってんだ…気持ち悪いぞ。」
「…気持ち悪いって言うな。」
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