2「おじゃましますー!」
「おう!よく来たな!!」
サンフランシスコエリア。
ここに、オズマの住んでる家がある。
サササッ
…いま、とても素早い動きでオズマの後ろに誰かが隠れてしまった。
「…んっ??」
「おいおいランカ…わるいな、うちの妹…人見知りが激しくてなぁ…」
「そうなんだ、うん!大丈夫!…はじめまして、私はナマエです。名字 ナマエ!あなたのお名前はっ?」
「…ンカ…」
「…?」
「ラ…ンカ…・リー」
「ランカちゃん!よろしくね!」
にぱっ!と微笑み、差し出す手。
ランカは、恐る恐るナマエの手を握る。
と、キッチンからニパァと花がまっている。(ように見えた)
「おおっ!!ランカえらいぞ!一つまた進歩したな!!
…ありがとうナマエ、こいつまだ俺以外とコミュニケーションとれなくてな…。」
カタンと、テーブルの上にカットされたパインケーキがおかれる。
いいにおい!
「そうなんだ、うん、ランカちゃん!
私たち、握手交わしてお友達だね!」
「お、とも…だち?」
「うん!友達はね、幸せも不幸も分かち合うの!」
「…うんっ!ともだち…!」
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