マクロス長編 | ナノ

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―ダバダバっ…
しずくの溢れる音がする…。

そこには…あのパイロット…?


ヒュドラに自らの腕を差し出し、逆の腕でふっ飛ばす。
勢いよく吹っ飛んだヒュドラ。




腕…機械…インプラント…?





「ねぇ…名前は…?」

「ブレラ・スターン。」

「ブレラ…」

「あいつは二人おぶれるほど強くなさそうだ、下まで連れて行ってやる。」

「え…でもブレラのが腕…」

「いや、俺は見ての通りだ。」



片手でブレラに抱えられる。



「え…え!?」



「ちょっと待てよ!!お前、ナマエをどうするつもりだ!!」

「こっちのセリフだな。お前は二人おぶれるというのか?」

「…っ!」




「じゃあ、お言葉に甘えて。先に言ってるね、アルト。」

「あぁ。行くぞ。」

「ちょっとまてよ!!」




ヒュンと飛び下りたブレラ。



「舌をかむぞ。」

「っぅ!」



―もう、命綱ないバンジーはしたくない…。




「ねぇブレラ、助けてくれt「ふん、礼には及ばない。」



今度こそ、すっと消えてしまったブレラ。
ちゃんとお礼、言いたかったな…。







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