5「申し訳ありませんが…ミスマクロスの栄冠を勝ち取った、あの女性の晴れ舞台ですよ?そんな事わたしにはできません」
「でも、ミスナマエがミスマクロスの優勝を蹴飛ばされたのは業界では少しばかり有名ですよ?」
「それは、私の出場自体が間違っているのであって…。」
「なんですか監督?…はぁ…はい!!」
「…?」
「でしたら、ミスナマエに役を書き起こす…と」
「…え」
「…と、いうわけなんです。何としてでも、ミスナマエに鳥の歌に出演していただきたい!!」
「…そんな…書き起こしていただいたら、お断りなんてできないの…解って言ってますよね…?」
「いやぁ…ははは」
「分かりました、お引き受けさせていただきます。」
突如書き起こされた役。
ナマエの役は、羽の生えた天使。
要所に登場し、正体は謎に包まれたまま…。
鳥の歌は、大成功を収めた。
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