マクロス長編 | ナノ


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「地元学生との、交流だと…?」

「そ!ちゃんと学校側の許可はもらってるわ。」

「でもさ…あの車の運転は危ないよ…。」

「んもう!ナマエはつれないわね…もっと喜びなさいよ!!…でも奇遇よね、あなたもこの学校に転入したばかりだったなんて!」

「ぁ…はい…」


「あなたも見学中なんでしょ?なら、この奴隷くんに案内してもらいましょ?」

「ドレイ?!」


緑色の髪の毛をぱたつかせて赤くなるランカ。


「そうよ、アルトは私のド・レ・イなんだから!」


「へぇー…アルトはシェリルのドレイなんだ…ちょっとこっち来て、アルト!!」





「アーーーーーッ」

痛いけな妄想をするルカくん。





…それはさておき、アルトの手を引いて皆の輪から抜け出す私。






「ねぇ…どういうこと…」

「何がだよ…」

「その…シェリルのドレイって…」

「それはあいつが勝手に言ってるだけだ!!」

「でも…アルト最近…そういうの多い…。」

「それは…あいつから借りてたイヤリングをあの時の戦いでなくs…」

「…イヤリング…借りてた…?」

「あぁ…それは…半分押しつけのようなもので…」

「へぇ…」

「不安にさせたんなら、悪かった。でも俺は、本当にナマエだけだから…」

「ちょ、え…んぅっ!!」



半ば無理やり、アルトにキスされる。
拒もうと力を入れても、ピクリともしないアルト。

学校中から歓声と悲鳴が上がる。

唇が離れて、真っ赤になったナマエ。


「っぱ…っ馬鹿!!」

「…(ニヤリ)」





―なんでまたあんな怒らせるような事を?

―あぁでもしないと、アルトは動かないからよ。

―でも…ナマエ先輩激怒してましたよ?

―大丈夫よ、真っ赤になって帰ってくるわ。ほぅら!

―ほんとだ…。




「シェリル!!!!!」

「なぁに?」

「アルトの事ドレイっていうな!駄目!」

「あーら、なんで?」



「私の彼氏だからっ!!!!!!!!!!」







そんなナマエの声が、恐ろしく学校中に響いた。


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