1「芸能コース一年に転入してきたランカ・リーです。よろしくおねがいします!」
笑顔で手を振るランカに、つい私も笑顔がこぼれる。
ちゃんと上ってきてるんだね、ランカ…。
「お仕事始めたせいで、前の学校に居られなくなっちゃったし…。だから転入試験受けてみたの!でもドキドキだったよ…実技試験とかあってきびしいので有名だし…!」
「ランカさんの実力なら当然ですぅ!これから毎日会えるなんて…わたし、嬉しくてもう!!」
「ななちゃん!」
「楽しくなりそうですね、ね!アルト先輩!」
「よろしくね!」
「あぁ…まぁ」
「ランカ、頑張ろうね!」
「うん!ナマエちゃん!」
「じゃあ、まぁひとつ!新たな学友に校内を案内してしんぜようかねぇ」
「え、いいよそんな…」
「遠慮はなしなし!今日はランカちゃんが主役なんだから!」
「主役…ちょっと嬉しいかも…。」
すると突然…ものすごい速さで校内に入ってきた一台の車。
黒光りしていて…高級車で…。
(…嵐の予感…)
「…んふっ!ナマエ!!」
「んー?」
「どういうことよ!!ナマエに聞かなきゃいけない事たぁッくさんあるのよ!!」
「あ…(戦いとかあって忘れてた)」
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