マクロス長編 | ナノ


bookmark


―神様に 恋をしてた頃は
こんな別れが
  来るとは思ってなかったよ
 Uh―…
It's long long GoodBye…






―マクロス・ギャラクシー
フロンティアに先立つこと数年前に旅立った、21番目の巨大移民船団

大企業が企画立案し、先進技術をおしみなく投入したギャラクシーは
大航海の間にも技術発展を続ける…。

だが、そのギャラクシーでも…バジュラの前では…。











「船体各部異常なし。デフォールド成功です。」



「全艦、戦闘準備。」




艦長の令で発進位置へとバルキリーを進める…。
戦うしか…ないんだ…。
ふと、首にかかるネックレスを触る。

両親の結婚指輪が通っているネックレス。
指輪は技術者に加工してもらい、永遠に二つの指輪が離れない形状にした。
その指輪の中心の円には、二人の手紙の中から見つかった石をはめ込んだ。

 指輪の中心に、ぴったりとちょうどいい大きさの円の石…。
ここにはめてと、言っているようだった。

私のお守り。

…行こう、護るために…。
シェリル…サヨナラライブに出れなくてごめんね…?










『スカルリーダーより各機へ。俺たちは軍の露払いだ。ついでにバジュラの情報収集もある。』

『試作のフォールド誘導装置も良好。これならバジュラにかく乱されずに済みそうです』

『了解だ。それからアルト。貴様はできるだけ下がってろ』

『え…待てよ!俺だってやれる!!』

『ふっ…ひよっこが…。なら、できるだけ俺の尻の匂いの嗅げる位置から絶対に離れるんじゃない。それからナマエ。』

「はい。」

『あまり無理はするな。スカルゼロとして、サポートを頼む。』

「了解。」

『それから…アルトが無茶しないようにあいつの傍に居ろ、いいな!』

「了解しました、隊長。」


『…来ます!』

『全機、プラネットダンス!!』





各々飛び散るバルキリー。

それぞれの役目を、戦場で果たすために。







バジュラを撃墜するたび、ずしりと心に響く何か。
でも…生きるか死ぬかだから…。

私は戦う!!

オズマに必死に縋りつくアルトを後ろから援護する。

ケーニッヒモンスターも出動し、戦場は一段と激しさを増す。






『まずは損害の大きいカイトスを逃がす!いいな!!』

『「了解!」』






離脱中のカイトス…。
このまま、何もないといいけど…。





―戦場での嫌な予感は…的中する。



prev|next

[戻る]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -