マクロス長編 | ナノ


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「あきれるよな…どうしてあんなに…いや、どうして人は…歌ったり…飛ぼうとしたり…果ては宇宙にまで出てこようとしてるのかって…」

「馬鹿かお前…そんなもの「そうせずにはいられなかったからに決まってるでしょ?」

紙飛行機を手の中で遊ばせながら問うアルトに答える、クランとシェリル。





「そのとおりだ!」

「そうか…飛ばずにはいられない…か」

「アルト、貸して?」



手渡された紙飛行機を、空へと飛ばす。

ふわりと宙を舞った紙飛行機が、落ちることなく飛んでいく。



―私の背中にも、翼はあるのかな…。






what'bout my star?
what'bout my star?
what'bout my star?〜♪




と、突如フォルモに響く歌声…。

―ランカ…?



「この声…」

「あら?」



勢いよく、ランカの元に駆け出す私。
人の隙間を潜り抜け、ランカの隣に立つ。


「ランカ、せーの!」


Darlin' 近づいて 服従? 〜服従?
NO YOU NO LIFE ナンツッテ もう絶対! 〜Wow♪
need your heart & need your love
OH YES!! スウィートでKISS!



ランカの歌に、ハモリを入れたり一緒にメロディーを刻んだりする。
と、一層輝きだすランカの笑顔。

ソラネのパートをランカにあわせて歌う。



くるくる回ったり、立ち止まり聞いてくれている人に笑顔を振りまくランカ。
手拍子をしたり、身体を揺らしたり…皆が笑顔になってる。


―歌わずにはいられない…。

あぁ、私もなんだ。




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