4「あきれるよな…どうしてあんなに…いや、どうして人は…歌ったり…飛ぼうとしたり…果ては宇宙にまで出てこようとしてるのかって…」
「馬鹿かお前…そんなもの「そうせずにはいられなかったからに決まってるでしょ?」
紙飛行機を手の中で遊ばせながら問うアルトに答える、クランとシェリル。
「そのとおりだ!」
「そうか…飛ばずにはいられない…か」
「アルト、貸して?」
手渡された紙飛行機を、空へと飛ばす。
ふわりと宙を舞った紙飛行機が、落ちることなく飛んでいく。
―私の背中にも、翼はあるのかな…。
what'bout my star?
what'bout my star?
what'bout my star?〜♪
と、突如フォルモに響く歌声…。
―ランカ…?
「この声…」
「あら?」
勢いよく、ランカの元に駆け出す私。
人の隙間を潜り抜け、ランカの隣に立つ。
「ランカ、せーの!」
Darlin' 近づいて 服従? 〜服従?
NO YOU NO LIFE ナンツッテ もう絶対! 〜Wow♪
need your heart & need your love
OH YES!! スウィートでKISS!
ランカの歌に、ハモリを入れたり一緒にメロディーを刻んだりする。
と、一層輝きだすランカの笑顔。
ソラネのパートをランカにあわせて歌う。
くるくる回ったり、立ち止まり聞いてくれている人に笑顔を振りまくランカ。
手拍子をしたり、身体を揺らしたり…皆が笑顔になってる。
―歌わずにはいられない…。
あぁ、私もなんだ。
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