青エク長編 | ナノ


bookmark


空が泣いてる…。
きっと、神父の死を悲しんでるんだ…。

私は、親族じゃない。
なのにこの場にいる。
一緒に最後のお別れをさせていただけてる…。



「名前…大丈夫?」

「あ、ゆき…お…うん、大丈夫だよ」
へらぁっと笑う。

「なら…いいけど…。」

「ちょっと、燐のとこ行ってくるね…」



ふわり

身体を包むぬくもり。

雪男だ。




「・・・・・・・。」

「ねぇ…。抱え込まないで…。僕も頼って…」

「うん…ありがと…ふふ//」

「やっと…笑ったね…うん、行っておいで?」

「うん!」







「燐…」

「あぁ…どした?」

「傘もささないで…濡れちゃうよ…」

「冷やしてるんだよ、頭を…。」




おもむろに携帯を取り出す。




-----プルルルルルルル


-----プルルルルルルル


-----プルルルルルルル


-----プルルルルル





「はじめまして、奥村燐くん



私はメフィスト・フェレス。

この度はお悔やみ申し上げる」






「メフィ「Si!」す…」



「お、お前ら…祓魔師か…?」


「”正十字騎士團”と申します。」




ニタリと笑うメフィスト。
相変わらずピエロみたいな恰好をしてる彼。



「…ジジイはお前が保護してくれるっていってたぞ」

「私はこれでも名誉騎士…責任ある立場でしてね。
公私混同はしない主義です。

貴方はサタンの息子。

人類の脅威となる前に殺さなければならない。


貴方に残された選択肢は二つ。、


「大人しく我々に殺される」か…
「我々を殺して逃げる」か…

おっと

「自殺」という選択もありますな?



…さぁ、どれが一番お好みかな?」






「仲間にしろ!

お前らがどういおうが…
俺はサタンとか…あんな奴の息子じゃねぇ!!
俺の親父は…

ジジィだけだ…!!」



「祓魔師になって…どうするんです?」




「サタンをぶんなぐる!」






「フフハ ウハハハハハ!!
グハハハハ これはいい…!久々にキました!!
フハハハハハハハハハ!!」



思わずびくつくからだ。

いっ…いきなりなんだよ…。



「何がおかしいんだよ!
つーかテメェの格好のほうがよっぽどおかしいぞ!」


「ハハハ 正気とは思えん!」


「正気だ!」



prev|next

[戻る]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -