青エク長編 | ナノ


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「自殺するとはな…!とんだ生臭坊主だぜ…!
だがこの門は一度喰らいついたもんははなさねぇぞ?
さぁ どうする…!」



神父の心臓部から流れ出る血。

ゲートの中へ倒れこむ神父。



そうだ、私…。
さっき、宙に浮かぶ悪魔に触れたら消えた…。
できることはあるはず…!!



「だ…誰か!誰か来てくれ!」




足元の気持ちの悪いものなんて気にならない。
ズプズプという気持ちの悪い感触。

でも、私にできること…



-----降魔剣を手に取る。




「燐っ!受け取って!!!」





-----抜けばお前は悪魔の体に戻り…
…早く悪魔としてのチカラを取り戻せ!

…二度と人間としては生きられないだろう
絶対に抜くな

くやしかったら少しは俺に成長のほどを見せてみろ!







「俺はまだ何にも見せてねぇぞ!!



死ぬな!!!!!!!!」




受け取った刀を引き抜く。

その顔には、いろいろな思いが溢れかえっていた。


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