3「いいねぇ、堪らないぜぇへへ」
「お前…っ!何してやがる!!」
「正解はこの物質界-アッシャー-に俺と同等の物質が存在しないことだ!!
俺と関わった物質はすぐに壊れやがる…。この身体もそして…お前の母親もな…!
…オレはアッシャーがほしい…!
お前をつくったのはヒマつぶしだったが…モウケモンだったぜ!」
おもむろに、ゲートの中へ燐を放り込む。
「うぁっ!」
「アッシャーに存在しながらにして…ゲヘナの神であるこのオレの“炎-ち-”を引く…!
お前はアッシャーを手に入れるために不可欠だ!」
「うあああああ!助けてくれ!!」
使える手を支えに身体を起こし、
ゲヘナゲートへを足を進める。
わたしは燐を守りたいんだ!!
その意思が身体をつき動かす。
「燐っ!」
「ハハハ!いい産声だぜ!お前は今日、生まれ変わるんだよ!」
「くそ、誰が!」
「ハッピーバースデイ♪ようこそゲヘナへ。ッハハハハハハハ!」
ガクリと神父の動きが止まり、
口からちを吐き出したサタン。
「…!?」
「な…なんだ…」
「くくく・・・」
「お、おのれ…祓魔師め…!!!!!!」
「こいつは俺の息子だ
返してもらおうか…!!!」
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