青エク長編 | ナノ

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ぞくり

背筋に走った悪寒にヒュッと音を立てた呼吸音。
なんか変だ…。





「名前ちゃん、悪いが走るぞ!こっちだ!!」

「え…っ、あっ、はいっ!」




路地をいくつも曲がり
たどり着いた小さな小さな空き地みたいなスペース。

そこには
みるからな不良達。



黒い髪の男の子。

でも、黒い髪の男の子、青い炎に包まれてる…?
え…??



チッ。

藤本神父の舌打ち。

良くない状況って事…だよね。
















「主は祝されよ」




「祓魔師かぁアああ!!!!」






やばいよ、あの青年、目がイっちゃってる。

急に襲ってきた恐怖心。





「ふ、藤本神父…っ!」

「大丈夫、大丈夫だ名前ちゃん。必ず守る、だから後ろを離れるなよ」

「はっ、はい!」


迫る少年。
神父…っ!!



「……汝…途に滅びん!!」






バタン。






え…っと…
少年は倒れた…?

倒れた…?
なんで?
神父何かした…?

…触ってもないよね。

じゃあなんで…?


わけがわからないよ…。

そんな私に聞こえてきたのは、双子の兄を地の底に突き落とすには十分すぎる言葉だった。













「…しかもただの悪魔じゃない。





魔人(サタン)の落胤(こ)だ」



あれって思われた方は次のページで…


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