1さて…と。
じゃあこの街の案内でもするか!
な?決定!!
知らなきゃ不便だしな!
一人で街歩けるようにもならなきゃな!!
っつーわけで!じゃあなー雪男ー。
「いってらっしゃい、気をつけて」
ズルズル…
はて…
なぜ私は引きずられているのでしょうか…教えて藤本神父☆
「藤本神父、藤本神父!ふーじーもーとーしーんーぷぅぅ!!」
「おおっと!悪い!」
いままで(私を)引きずっていたのが驚く早さで、
ぱっ!と手を離した神父。
「どうしちゃったんですか?」
急に変ですよ?
なんて話しかけたら、そうだな、変だよな、だって。
「嫌な、予感がするんだ。」
「それは、双子のお兄さんの事ですか?」
私の勘が、そう告げていた…。
きっとそうだと…。
名前ちゃんには、悪魔が見えてないみたいだ…。
となると、厄介だな。
いや、だが…メフィストが何もしかけてない訳もないだろうし…。
なによりあいつ、…燐も昨日まで見えてなかったんだ。
間違いないだろう…。
だとしたら…。
まずい、奴が動き出すかもしれない。
「…ぷ?……んぷ?……藤本…神父…?」
「…ん?!あぁ、悪ぃ…。ついたぞー。ここが正十字学園町ー…南十字通りだ!すげぇだ
ろ?!」
!!!!!
おおおおお…!
おおおおおおお!!
「神父!すごい!すごい!!」
キラキラ
そんな効果音がぴったりな光景。
だって!
だって!!
「ふおおお…神父、ありがとうございますっ…!!」
「別に礼をいわれる事じゃない(わしゃわしゃ)どうだ?気になる店とか…」
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