青エク長編 | ナノ

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「で、あなただれなんですか。」

ドスッと地にあぐらをかき聞く。
ふんっ。
まさにそんな効果音がつきます。
私にいつもの朝はきませんでした。
いいよ、諦めるよ。
朝よ、サヨナラグッバイ☆


ずっと気になってた、このひとの正体。
…もし面構え通り…怪しい人だったらどうしよ…。




「ああっ、紹介が遅れました。私はメフィスト・フェレスといいます。はじめまして、名前さん。」


訂正します。
この人怪しい人です。

空飛ぶ椅子でプカプカしてるこの人…メフィストさん。

空飛ぶ円盤じゃないんだから…。


「はぁ…で。」

「で。と仰ると?」

「メフィストさんは、いったいなにものなんですか?なんで私の名前を?」

「それは言えません」

「…。じゃあここは何処?」

「ここは正十字学園都市です」

「………日本?」


日本にしては、建築物がとても…外国っぽいなぁ。あれ、でも私パスポートもってない。て、不法入国…?!
でもそれ以前に目の前の人が怪しすぎる!!



「いえ、大っ変申し上げにくいんですが貴女には次元を越えて頂きました。」


サラッといったよ!
お前言いにくくないだろ!
挙句ニヤニヤしてるし!!

ちくしょー
ダメだ、イライラしてきた。



「目的はあるんでしょ?回りくどいの嫌いなの。怒らないから勿体ぶらないで教えてよ。」


「では単刀直入に申し上げます。ご助力願いたい。」


「助力…って…」





ニヤニヤしながら吐かるセリフ。

「因みに、貴女に拒否権はありません」

「何かってな事…「おっしゃりたい事はもっともですが、まずは鏡をご覧になってください。はい鏡。」……」




…ああ…とんでもない事になりました…。

22歳なのに…高校入ったばっかりの姿になってる…。



「…なにしたんですか…」





そのあと私に襲いかかってきたのは、脱力感でした。


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