部屋が暑く感じるのは何故か


気が付いたら俺は直人の下、つまりソファの上に居た。

「たっつん、たっつん、まじ可愛いほんと好き」

え、乳首が?俺が?
そんな虚しいことを考えつつ俺の上に覆いかぶさる直人を上目で見つめる。
直人の顔には紛れない情欲が滲んでいて、その瞳に雄を感じた。

――――喰われる。

本能でそう感じた。

部屋の中はクーラーが効いているのに背筋をつうっと汗が伝い、その感触にぞわりとした。



意識してるだなんてそんな馬鹿な
 
 
 



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