後の祭り
「ねぇ、ちょっといい?」
「あ?何?」
「あのさぁ、たっつん俺が何言ってもヒかない自信ある?」
ピコピコとソファの前に座ってテレビゲームをしている俺を上目遣いに見ながら訊いてくる卯崎直人。
平凡な俺、鳥鳳達巳の親友。
小学1年からの所謂腐れ縁である。
そんな親友の言葉に、俺は大きく頷いた。
「あたり前じゃん。何年お前と付き合ってると思ってんだよ」
この言葉がこの後の俺の人生を変えるとは1ミクロンも思ってなかった。
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